マンガ「mono」と調理パンのはなし | MODELと日々の徒然と

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 今回は久しぶりに食べ物ネタからw

 

 

 

 

 ここ数年、専ら「山梨の食ガイド」としてお世話になっている漫画に、アニメやドラマにもなって割合人気の「ゆるキャン△」を連載中のあfろが別の雑誌に連載(芳文社の「まんがタイムきららキャラット」)している「mono」というのがあります。

 甲府在住でシネフォト部(写真部と映画部が合併した部活)の女子高生3人組と、いつの間にか甲府に居ついてしまった女流漫画家の4人が、専ら甲府盆地近辺を中心にあちこち食べ歩いたり街や田舎を探検したりするという内容ですが、地元民おすすめのローカルなグルメが紹介される事が多く観光地巡りとは一味違った面白さのある作品です。

 甲府に顔出しする機会が多いわたしなんかもこの漫画には随分とお世話になっていまして「一〇斎のチキンカレー」「ひじ〇た農園のかき氷」とか地元ならではの大穴グルメを食べに行ったりして、それがまた家族にも概ね好評だったりするという有難い作品でもあります。

 で、今回もそれに絡むネタなのですが、今月号のはなしはSNSの動画投稿ラリーに参加したシネフォト部の面々が「甲府盆地近辺のパン屋をめぐって食べ歩く」という内容で作中に何軒か地元で有名なパン屋さん(但し殆どが仮名なので実際の店を見つけるのに難儀するのもこの漫画の特徴)が出てくる訳で、先日たまたま甲府に出かけたうちの一家も聖地巡りならぬパン屋探訪をやらかす事になります(笑)

 立ち寄ったのは地元では有名ながら表通りから奥まった処にある為、県外者には非常に見つけにくいロケーションの〇十パン。
 漫画で紹介されていたカレーパンをはじめ、惣菜系が充実している様子だったのでわたし自身は狙い目にしていたところです。

 漫画にも登場する100周年記念のビーフカレーパン。
 同店には普通の揚げたタイプのカレーパンもあるのですが、こちらはスペシャルバージョンという事で揚げていないパンに特製のビーフカレーを詰め込んだ仕様です。
 カレーパンは大概一定の水準の味が保たれている事が多く極端に不味いものがない代わりに突出して旨いと言い切れるものもあまりないと思っていますが、こちらのパンは辛さとコクのバランスの良い中身の具と刻まれた牛肉の風味が絶妙。パンを揚げていないだけにソースの風味を存分に味わえる一品でした。

 まあ、これだけならそれで済むのですがカレーパンをバケットに入れてレジに向かおうとすると店員さんが「揚げたてのフライドチキンが入りました!」と来たのには参りました。


 というのも作中ではこのカレーパンの食べかけにフライドチキンを挿入した「飯テロ的に完全アウト(と実際作中でも言っている)のカロリー爆弾」みたいな食べ方が紹介されていましたから。

 やむなくこちらも試そうとチキンも急遽購入。食べてみると「昼飯どころか晩飯もカバーできそうなカロリーを実感できる」どっしりした食べ心地を経験する事になります。

 第一うちでは付け合わせに「ビーフシチューのパン」まで頼んでいたのですから、これと併せると単なる昼食の域を超えたボリューム満点の総菜パンを味わう事になります。
 しかもこっちのパンがこれまた旨いものだからたまりません。

 同じく漫画に出てくるキャベツホットドッグも「キャベツのザクザクとソーセージの弾力のコラボ」がなかなかの食感だったりします。

 次に来る時には昼食だけでなく晩飯もカバーする様な覚悟で出かけてみようかと思います。

 帰りがけに覗いた自販機から。相変わらずこの地は「ゆるキャン△」一色ですw