ノレヴのいすゞピアッツァSS | MODELと日々の徒然と

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 先日入庫の1/43ミニカーから
 ノレヴのいすゞピアッツァSSです。
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 ピアッツァに詳しい方ならご存知と思いますが、実車は1987年のモーターショーに出品された試作モデルです。
 この前の時には同じピアッツァでも豪快に屋根をぶった切ったコンバーチブルが出店されていましたが、こちらの方はタルガトップを基本に運転席上のグラスルーフを取り外し可能としたばかりではなく、パッセンジャーシート側のキャノピーも取り外し可能のグラスルーフとしたのが特徴。
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 更に後部キャノピーは豪快なガルウィング機構を備え、今にも空の一つも飛びそうな派手さを持っています。
 (でも、別に後ろから人が出入りする様にはできていない様子)
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 このコンセプトはわたしも好きな日産2代目EXAと全く同じものですがEXA以上に未来的なデザインのピアッツァにはよく似合う物だったと思います。
 (屋根こそ開かないものの、全体のフォルムは後に出た3代目ジェミニのHBに酷似しています)

 とはいえ、結局量産車として市販される事はなかったですが。
 (テールの処理の関係で荷物の出し入れが非常に面倒な「物の載らないワゴン」な上に「どでかいBピラーが横に鎮座しているおかげで後席の見晴らしは悪い」と思われます。あとEXAと同様オープン走行では「外したキャノピーの置き場に困る」と言う根本的な問題がw)
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 ですが、このSSがミニカーとして製品化されていたのはわたしも知りませんでしたし、店頭で見かけた時には「まさかこれが!!」と言う驚きの方が先に立ったくらいです。

 更に有難かったのは、ネットで中古モデルの相場を俯瞰してみたらどれもこれも店頭の5倍から10倍近い値付けになっていた事。これは手を出さない訳には行きませんでした。
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 ミニカーの造形はダイヤペットのピアッツァよりもスリムでぼってり感がなく、実写のイメージは的確に再現されていると思います。
 加えてリアのガルウィングドア(ウィンドー?)の開閉機構も装備されていて、これもなかなか楽しめました。

 今回のモデルは掘り出し物の部類に入りますし、ピアッツァが好きなわたしには望外の贈り物となりました。