先日の帰省に伴うSA飯のはなしから。
今回の往路は豪雨の中の走行でいつもよりペースが遅かったため、岩手に入ったあたりで昼飯時になりました。
東北道で宮城から北上する場合、岩手で最初に飯が食えるのは前沢SAになります。
目的地である実家に近いだけに例年なら素通りしているのですが、雨天に加えてこんな機会でもないとここで昼食を食べる機会は当分ないだろうと思い、今回ばかりは立ち寄る事にしました。
さて、前沢というと当然「前沢牛」が出てきます。
SAのレストランのメニューには「前沢牛ステーキ」があったのですが、お値段がこの通り。前沢牛にぎりなんか二カンで1450円という、わたしなんかには到底手が出せるレベルではないラインナップです。
やむなくフードコートに向かい、いの一番に見つけたのが「前沢牛焼肉丼」でした。まあ、これでも1700円なのですが。
注文してしばし、出てきたのは、ぱっと見どこにでもある肉丼という趣。
付け合わせも普通に味噌汁ですし(これはハズしたかな)と思いながらもひとくち口に運んでみると、
最初の一口で口の中に肉汁が広がるのに驚くと同時にその食感の柔らかさと風味に感動しました。
おそらく、それなりにサシの多い肉を使っているのでしょう。確かに普通の肉丼とは2,3ランク違う感じです。
熱々のご飯には牛の脂肪が溶け出し、こちらもなかなかもものです。
ただ、牛だけでも結構な脂肪感があるのに炒め物にもかなり油を使っているのか丼全体としてはしつこく感じる人もいそうです。
あと、第一印象が普通の肉丼にしか見えないのは折角の前沢牛丼だけに少し勿体無い気がします。
味噌汁は十人並みですが岩手らしく(?)ワカメが多いのは意外な余録。
とはいえ、これまでの帰省の中でも今回のはこの一食だけで食のスペシャル感が高くなりましたw