先日入手した中古モデルから。
帰省の折に、途中で寄り道して中古ショップを巡るのもわたしには楽しみのひとつ(但し家族の手前、近くに良い食べ処がある場所に限られますが)です。
その中の一軒でコロナ禍の前からショールームに陳列されていたのが「リアルラインのD51」でした。
ただ、昔から値付けが渋かった事もあって、何度か入線を見送ってきた経緯があります。
コロナ禍が(見た目の上では)とりあえず落ち着いている、今回のタイミングで久しぶりに覗いてみたのですが「D51がまだあった」のにまず驚きました。
そして何かのセールで値札の3割引になっていたのに2度びっくりです。
元の値札から3割引ならなんとか手が出せると考え、ようやく財布を開くことができたと言う次第です。
さて、モデルの方は21世紀の初頭KATO、マイクロに続いて第3のプラ製Nゲージのモデルとして名乗りを上げたメーカーの製品でした。
それだけに、細密度は(当時としては)先行メーカーを凌ぐレベルで前評判も高かったと思います。
今回の物は最初に製品化された北海道型710号機。但しこのモデルは部品の立て付けの悪さから一度リニューアル再発売されているそうで、オリジナルか再発売版かは今の時点では分かりません。
実際今回手に取ってみた感じではプラとはいえ、まるでブラスモデルを思わせる細密度。真横から見ると動輪の上が空けて見えるところがなかなかにリアルです。
面白いのはナンバープレートと一緒に石炭もオプショナルで用意されている事で何やら天賞堂の16番蒸気みたいです。
(わたし的にはこういう構成は不必要に高級感と手強さを感じてビビってしまうのが常なのですが)
リアルラインはその後数年にわたってD51と派生機のD61のバリエーションを拡充させたのち、忽然と姿を消しています。