先日入庫のTLV-NEOから
リリース情報を得てからこの方待ち焦がれていた「AE86レビン」が到着しました。
聞くところではTLVでは既存のトミカと被る商品展開を避けている(但しあくまで原則ですが)そうですが、既成のレビンが3ドアだったのに対して今回のは2ドアで棲み分けている様子です。
初回のカラーリングはパンダトレノ並みに地味な白ですがグレードはAPEXでそれなりに華やかです。
その華やかさの訳のひとつがフロントグリル。
初期型APEXの仕様ではフロントグリルがサーフェス化され開口部がありません(グリル自体が黒いので目立ちませんが)
実はこれは当時レビンのご自慢だった「エアロダイナミクスグリル」という奴でして、走行中にエンジンルームの温度が上昇すると「グリルの真ん中がぱっくり開いて通風する」というギミックでした。
いかにもハイテク好きな80年車っぽいものでしたが、実際にこれが開いて走っているところを見たことはありません。しかもこのギミックには「グリル開口中はLEVINのエンブレムが見えなくなる」というええかっこしいには嬉しくない弱点がありました。
そのせいか後期型では開口部の空いたグリルに代わりこのアイデアは一代限り(それも中身が同じトレノには最初から採用されなかった)で終わっています。
造形に関してはTLV-NEOの常で破綻したところも少なく、あの頃のレビン・あの頃のハチロクをしのぶには十分な出来だと思います。
特に斜め後方からの佇まいは実車と見まごうレベルではないでしょうか。