「トレーン」のリニアモーターカー | MODELと日々の徒然と

MODELと日々の徒然と

鉄道模型・ミニカーと日常のそのほか

 先日の上京での戦利品からw


 ネットオークションなんかで「Nゲージ」という大雑把な分類で検索をするとよく引っかかってくる車両アイテムに「トレーン」というブランドがあります。

 「一応Nゲージの線路には載せられる」様ですが実態は駅の売店とかで売られているダイカスト製の先頭車のディスプレイモデルでもちろんそのままでは鉄道模型としては使えません。
 (但し車輪はあるので転がす事は可能です)

 しかもNゲージとはいえ、車体が大振りで幾分造形にラフなところもあったりするので猶更使いにくい代物です。

 ですからこれまでここのモデルは基本的にスルーして来たのですが、今回町田の中古ショップの店頭でちょっと見逃せないモデルを見つけました。

 それが「ML X01−1」
 製造は上述の「トレーン」ですが発売元は「ジェイアール東海エージェンシー」
 この組み合わせでお分かりの向きも多いと思いますが、要するに「リニアモーターカーの試作車」の先頭車モデルです。

 聞くところでは名古屋のリニア・鉄道館でのみ購入できる一種のお土産グッズらしいです。

 実車は山梨県の実験線で時速581キロの速度記録を樹立した車両で、わたしも都留のドキドキリニア館で実物大を見ています。
 一応スケールは新幹線と同様の160分の1。従来の「トレーン」とは相当に異なるリアル志向のモデルでもあります。

 ぱっと見の印象は「妙に長いマジックペン」みたいなのですが、この種の車両の最大の特徴である流麗なボディラインとスムースなラインの塗り分けはなかなか惹かれるものがあります。
 リニアモーターカーのモデルは細密度がどうこういうよりもフォルムで魅せる性質のものですから、この点では十分合格点。
 箱から出した時のずっしりした質感も悪くはありませんし、造形も実車の印象をよく伝えていると思います。

 何より、ダイカストモデルの強みで意外なほど量感と迫力を感じさせているのが嬉しいところ(尤も、リニアモーターカーに重量感を求めるかというと、それはちょっと違う気もしますがw)



 このモデル、動力化してレイアウト上を時速500キロで疾走させる・・・なんて用途はもちろん想定していません。
 手持ちの「鉄道博物館セクション」の展示車として甲府モデルのリニア車両と並べようという心算ですw。