1364号
コロナ禍においても、
始めて、飲食店にて起業しようとされる方が、
定期的に、いらっしゃいます。
もちろん、
飲食業の経験がある方ばかりなので、
食事を提供することを生業とすることは
イメージできています。
しかし、集客となると、
誰もが初めてです。
これまでは、
どこかの飲食店で働いていた方ばかりですが、
集客を担当していた方はほぼいません。
これまで働いていたお店での、集客は、
経営者の仕事。
看板により自然に集まっていたようですが、
なぜ、集客できていたのか
説明できる方は、ほぼいません。
『おいしい料理を作れば売れる！』
そうおっしゃる方もいますが、
食べないと、おいしいとは分かりません。
食べる気にならないと、
そもそも、誰も食べませんから、
『食べたら分かる！』じゃ、
誰も来てくれません。
『このお店に行きたい！』
そう思ってもらうには、
コンセプトが必要です。
『お店を通して、
誰に、何を提供したいのか？』
明確にすることが
飲食店を開業する前に、
何より大切です。
コンセプトにより、
お店の全てが決まってきます。
メニューや価格設定は、
後で変えることはできますが、
店舗の立地、店内の装飾、店名は、
後で変えるとなると、
結構な手間と資金が必要です。
失敗してからじゃ、手遅れです。
私達が、
『コンセプトを作りませんか？』と言っても、
乗り気な人は、僅かです。
『いつまでに開業する！』を決めていて、
コンセプトを作るなんて、
面倒だから後周し。
集客について、深く考えてなく、
なんとなくのイメージだけで始めがちです。
これから開業される方は、
私達にとって、
大切なお客様なので、
『そんな考えじゃ、
お店は潰れますよ！』
とは、素直に言えません。
『いずれは、考えないとねー。』って、
潜在的な欲求にはあっても、
直近の欲求にはないからです。
そんな方に、
銀行から、
『集客の見込みが甘いから
貸せません！』って、
言って頂くと、
私達が優しく言うよりは、
コンセプトを考えようと、
思うようになります。
銀行さんが、
融資を断ったおかげです。
死に急ぐことはありません。
開業は、
コンセプトを考えてからにしましょう。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
社長の『お金』と『人』へのストレスを減らし
『納得できる意思決定』をサポートする
金沢の 企業未来デザイナー
〒920-0024 金沢市西念2-35-23
奥伸ビル202号室
小林弘昌税理士事務所 代表税理士
株式会社ツナガル 代表取締役
TEL: 076-223-2229
FAX: 076-223-6781
携帯：090-1120-3808
ホームページはこちら