再生支援を決定した銀行側の視点とは・・・ | 社長が不在でも自然と業績が伸びる組織づくりをマルゴト支援するあなたの心のパートナー

1318号目

 

 

 

8月に取り組んでいた

企業再生関連の案件が

無事、終了しました。

 

 

 

 

 

結果として、金融機関から、

当初の思惑通りの融資を

引き出すことができました。

 

 

 

 

最悪のことも考え、

残念な結果も想定していましたが、

企業の継続に貢献することができ、

何よりです。

 

 

 

 

 

この会社は、

債務超過の状態が相当期間、

経過しています。

 

 

借入金の返済については、

不可能ではないが、

コロナの影響もあり、業況は悪化し、

難しいと判断せざるを得ない状況です。

 

 

 

 

 

この状況ですが、

1年後の再建に向けて

どうしても3,000万円

融資が必要ということで、

今回、金融機関との対応に臨みました。

 

 

 

 

打診する金融機関は、

既存の借入がある先です。

 

公庫と民間の金融機関の2つです。

 

 

 

新規で受け付けてもらえるはずが

ありません。 

 

 

 

 

 

どちらの金融機関も、

信用判定上は、

『破綻懸念先』とまではいってないような気がします。

『要注意先』と評価しているでしょう。

 

 

 

金融機関が貸さないと決めた瞬間に、

会社は潰れてしまいます。

 

 

 

そうなると、

既に貸している融資金額は、

ほぼ、返ってきません。

 

逆に、貸し倒れは、

今の融資金額で確定します。

 

 

貸すとなると、

既に貸している融資金額が

返ってくるかも分からないのに、

融資金額が更に膨れ上がります。

 

 

今は破綻しないが・・・・、 

その先、破綻したら、

貸し倒れ金額は、

更に膨れ上がることになります。

 

 

どっちも選びたくない選択です。

どちらを選ぶにも勇気がいります。

 

 

 

『追加融資は・・・、

 自分達は出したくない。

 他の銀行から出してほしい。』

これが、金融機関の本音です。

 

 

 

でも、計画を社長と一緒に作っていくと、

『これまでは、

 なぜ計画通りにならなかったのか?』

『こうやったら、上手くいくんじゃない?』

 そんなことが見えてきます。

 

 

多額の債務超過だけど、

『必ず返せる!』

そんな自信が湧いてきます。

 

 

3,000万円の追加融資が決まったのは、

そんな社長の想いが

計画を通じて、

金融機関に伝わったからでしょう。

 

 

 

追加融資の実行がゴールではありません。

実行された今は、

この会社が生まれ変わるためのスタートです。

 

 

『想いを実現するためにどうあるべきか?』

金融機関の英断に恥じることないよう、

毎日考えながら、面白く変革に取り組むことになるでしょう。

 

 

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

社長の『お金』と『人』へのストレスを減らし

『納得できる意思決定』をサポートする

金沢の 企業未来デザイナー

 

〒920-0024 金沢市西念2-35-23

奥伸ビル202号室

 

小林弘昌税理士事務所 代表税理士

株式会社ツナガル 代表取締役

TEL: 076-223-2229   

FAX: 076-223-6781 

携帯:090-1120-3808

 

ホームページはこちら

http://kanazawa-kaigyou.com/