あなたのお仕事の効用って言葉にできてますか? | 社長が不在でも自然と業績が伸びる組織づくりをマルゴト支援するあなたの心のパートナー

1315号目

 

 

 

 

 

大学生からの起業の相談について

昨日の続きです。

 

 

昨日のブログはこちらです。

 

学生起業家が失敗する理由とは?

 

 

 

 

 

 

具体的に、

どんな事業で起業されるのかを

お聞きすると、

『遺品整理をしたい。』という。

 

 

 

 

 

 

 

 

『なんで?』ってお聞きすると、

案の定の答えが返ってきました。

 

 

 

 

『高齢者社会に向かう中で、

 儲かりそうだから。』

 

 

 

このことを、実際に、

遺品整理業をされている人達が聞くと、

怒りそうです。

 

 

 

 

誰がやっても儲かるなら、

すでに、みんなやっていますから・・・。

 

 

 

遺品整理業については、

これまで全く経験もなく、

どんな仕事なのかも全く分からないようです。

 

 

 

 

この仕事を始めるなら・・・・・・

そもそも、

『遺品整理の仕事を依頼する人は、

 誰なのか?』から、

仕事の設計は始まります。

 

 

 

 

 

 

 

亡くなる予定のご本人でしょうか、

遺族となるお子さん達でしょうか?

 

 

 

どっちも正解です。

自分がこの人のお役に立ちたいと

思う相手にすることです。

 

 

 

 

お客様は、業者さんに対して、

『何を期待しているのか?』

『その人自身が、どんな環境にあるのか?』

『一般的に、どんな不満があるのか?』

ってことぐらいは知る必要があります。

 

 

 

 

それらが分かった上で、

一番大切なのが、

『どうやって仕事を取るのか?』です。

 

 

 

依頼する人は、

『何に困っていて、

 どんなきっかけで依頼するのか?』

 

 

仮設を立てて、何度も検証して、

仕事の取り方が分かってきます。

 

 

 

 

 

 

 

最初から、うまくいくはずがありません。

その事業に対する想いがないと、

本気で打ち込めません。

途中で諦めることになるでしょう。

 

 

 

 

 

学生が、そこまで考えて、

遺品整理業をしたいと

思っているはずがありません。

 

 

 

 

 

 

学生さんに、更にお聞きします。

『なぜ、儲かりそうな業種を選んだのか?』

 

 

 

 

学生さんが言うには、

『そこの需要があるから・・・。』

 

 

 

 

間違ってはいません。

需要があるから儲かります。

 

 

 

需要とは何でしょうか?

 

ドラッガーは、こう言っています。

『顧客が価値を認め購入するものは、

 財やサービスそのものではない。

 財やサービスが提供するもの、

 すなわち効用である。』

 

 

 

 

 これを明確にできている企業って、

ごく僅かです。

儲からない理由はここにあります。

 

 

 

 

この学生さんのことで言えば、

遺品整理をすることによる効用のこと。

 

 

遺品整理をすることで、

どのようにお役に立つか?

言葉にすることです。

 

 

これは、遺品整理をされている

業者が全て同じとは限りません。 

経営者のこれまでの経験により

大きく異なるはずです。

 

 

 

効用をどう捉えるかが、

他社との差別化になります。 

 

 

 

 

役に立てば、勝手に儲かります。

 

 

 

需要があるところへ行くのではなく、

需要をつくるのが経営者の仕事です。

 

 

 

 

学生さんは、

全く考えてなさそうなので、

そこからですね。

 

 

 

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