金融機関が一番嫌いなものは? | 社長が不在でも自然と業績が伸びる組織づくりをマルゴト支援するあなたの心のパートナー

1237号目

 

 

 

 

 

 

今月初めに、

今月末が申告期限の会社から

申告のご依頼がありました。

1ヶ月しか時間がありません。

 

 

 

昨年5月に設立され、

今年4月に決算を迎えました。

 

 

 

設立間もない企業ですが、

社員さんを数人抱え、

年商は約1億円あります。

 

 

 

建設業ということもあり、

と言うと大変失礼ですが、

経理はズサンです。

 

 

 

 

 

 

領収書が揃っていません。

全部資料がない中で、

数字を作っていくと、

どうしても、実態と合いません。

 

 

 

 

数字上では、

2,000万円の利益が出ており、

その同額の現金が

残っていることになっています。

 

 

 

2,000万円の現金なんて、

あるはずがない!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある程度の利益は出ているはずですが、

そこまでの利益が出ているはずもありません。

現預金は全くない!

 

 

 

支払いの記録がないので、

こんなことになるのです。

 

 

 

事業に関係ない資金が

社外に流出していることになります。

 

 

 

 

このままでは、

ない現金は、払った記録がないと、

社長に貸したことにせざるを得ません。

決算書上では『役員貸付金2,000万円』と

なってしまいます。

 

 

 

 

この会社は、

今つくる決算書を持って、来月、

金融機関に融資を打診する予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな決算書を金融機関に出すと、

間違いなく、

融資を受けることはできません。

 

 

 

役員貸付金は、

金融機関が一番嫌いなものかもしれません。

 

 

 

金融機関は、

貸した資金が社外に流れると

考えるからです。

 

申し出と違う用途に資金が使われると、

返済ができなくなります。

 

 

金融機関は貸したくても、

役員貸付金があると、貸せません!

 

 

 

ズサンな経理をしていると、

銀行から、痛い仕打ちを受けます!

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか、

この2,000万円の役員貸付金を

消してあげたい。

 

 

 

 

社長は、県外へ

仕事で奔走しており、

なかなか捉まりません。

 

 

 

ようやく、昨日お会いでき、

確認できました。

 

 

 

 

出してない領収書や

領収書をもらってない取引が

いっぱい出てきます。

 

 

 

 

ないものは取引先に依頼し、

全ての取引を明らかにしていきます。

 

それでもないものは、

どのように使ったのかを書いてもらいます。

 

 

記録と記憶

もれなく出してもらいます。

 

 

 

 

本日、役員貸付金2,000万円が

ゼロになりそうです。

 

 

 

 

 

これで、安心して

融資を申し込めます。

 

 

 

 

 

 

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