1221号目
昨日の続きです。
昨年、個人事業主から
法人成りされた経営者さんから
諸々の相談がありました。
個人事業所得の最終年度の申告
法人の決算・申告
コロナ融資
設備投資対応融資
今後の利益計画
持続化給付金
新事業チャレンジ補助金
等々・・・・。
個人事業主までの延長で、
経理に慣れた奥様が、
そのまま、
法人の経理もされています。
よくあるパターンです。
会計ソフトに、
会計伝票の入力までされています。
せっかく入力されているのに、
入力しっぱなしで、
『業績と資金が、
どのように推移しているのか?』
までは、把握されてないようです。
もったいないですね。
だから、知らないうちに
お金が消えていく。
利益が出ているけど、
お金はない!
決算期末は過ぎているので、
今さら、節税対策はできません。
納税資金が残っているのか、
心配です。
丁寧に記帳されていますが、
一つ気になることがあります。
売上高が入金基準になっています。
『入金=売上』と誤解されている方は、
意外に多いものです。
よくある間違いです。
正しい売上高(収入)は、
対価が振り込まれたときではなく、
一般的には、
商品やサービスの引き渡しが完了し、
対価を請求できるようになったときに、
発生します。
例えば・・・
商品・製品を販売する場合には、
出荷基準、納品基準、検収基準などが、
認められています。
形のないサービスを提供した場合には、
役務完了基準、検収基準などが
認められています。
この会社は、
外注費はほぼないので、
1ヶ月分の売上高400万円が、
そのまま抜けていることになります。
法人税等の納税が100万円程増えそうです。
個人の時代も、ずっと、
入金基準でされていたそうです。
残念ながら・・・・、
修正申告が必要になってきます。
売上高の月ズレは、
持続化補助金の給付条件にも
影響します。
『支給されると思っていたのに、
支給されなかった!』
申請後に気付いたら、
手遅れの場合もあります。
そうならないためにも、
日頃から、
正しい売上を計上し、
正しい損益と資金繰りを
掴んで欲しいものです。
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