1082号目
昨年、設立されて業績が順調に推移している
クライアントがあります。
春先の資金が不安ということで、
年末に、銀行に融資を申し込みました。
私達のクライアントは、
融資の申し込みをする際、
2つの選択肢があります。
私達が窓口となって
実行まで丸投げするプランと
独自で申し込むプランです。
資金が必要な時期までは余裕があるので、
失敗しても、なんとでもなります。
業績は抜群なので、
今回の融資の申し込みは、
クライアントが
ご自身でされました。
申し込んでから、
そろそろ1ヶ月が経とうとしています。
審査が終わり、
実行に向けて準備をしているはずです。
クライアントに進捗をを確認すると、
こんな答えが返ってきました。
『銀行が1ヶ月、放置していたようです!』
案の定、ご自身での融資の申し込みが
失敗に終わりました。
地元を代表する銀行です。
もし、1月中に
融資の実行を依頼されていたとしたら、
どうなっていただろうか?
銀行の怠慢にもかかわらず、
上司が謝ることもなく、
『審査結果は、2月末になります!』
冷たい対応をされます。
決算書を採点し信用判定をして、
協議を行い、保証協会に打診する。
一連の流れがあるのは分かりますが、
どんな姿勢で対応するのかという
審査方針ならすぐ出るはずです。
そんな配慮もできないのは、
この銀行の風土とも言えます。
正直、こんな銀行とは
付き合いたくはないと誰も思いますが、
この銀行と取引をしておくことが、
この会社にとって、将来役に立つはずです。
悔しいけど、そう思います。
この時代、
債権者という立場にあぐらをかいている
のはこの銀行くらいです。
怠慢の上に、ゆっくり審査する銀行を横目に、
私が他の2つの銀行に打診しました。
1つ目の銀行はは、電話口で
『3000万円位なら貸します。』
2つ目の銀行も、
月内には内諾がもらえるでしょう。
なんの懸念もない会社なので、
誰でも貸したいのは明らかです。
クライアントに安心を提供できたので、
私達も一安心です。
怠慢な銀行があるから、
私達がお客様に
価値を提供できるのも事実です。
怠慢な銀行に感謝です。
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