1014号目
事業承継のお手伝いをしている
クライアントがあります。
この会社の代表のご子息は、
別の事業をされており、
血縁関係のない方への承継となります。
以前に比べて最近は、
血縁関係のない方への承継が
一般的にも、増えています。
この会社の代表は、かなりの高齢であり、
引退の直前になってようやく、
承継できる人を捉まえてきました。
幸いにも、後継者となる方は、
とてもおできになる方で、
とても安心です。
幸いにも、
先代からの想いの承継ができているので、
スタッフを継続して雇用し、
取引先とも取引を継続することが
できそうです。
問題はと言えば、株の譲渡です。
身内への承継と、
他人への承継との大きな違いの一つに
株の譲渡があります。
身内なら、できるだけ安く渡したい。
他人なら、できるなら高く渡したい。
金額の根拠が、また難しい。
単に、財産としての価値では
ないですからね。
財産の価値に
これからの収益性を足したものになります。
一般論での価格は簡単に出せますが、
本人達の納得となると、別の話しです。
『この収益性をどう見るのか?』
が、難しい。
ある程度の規模になると、
株式の金額は、
安いと言っても、
それなりの金額になります。
サラリーマンが、直ちに
耳を揃えて払えるような金額では
ありません。
どうやって資金を調達するのか?
一括で払うのか? 分割で払うのか?
引き継ぐ者は、払いたいとは思っても、
ない袖は振れません。
長い交渉の末、
ようやく話がまとまりそうです。
株式を譲渡したなら、ずるずる
口出しはしたい気持ちは分かりますが、
スパっと身を引くのが、
後継者のためです。
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