997号目 私たちは、脅していませんよ。口約束は怖い・・・。 | 社長が不在でも自然と業績が伸びる組織づくりをマルゴト支援するあなたの心のパートナー

 

 

昨日の続きです。

 

 

本来なら貸せない案件に

『貸す。』と言った銀行のお話です。

 

 

 

 

 

 

実行予定日の直前になって、

急に『貸せない。』と言われても、

こっちも困ります。

 

 

 

 

 

『貸す。』という言葉を信じ、

融資を受けるものとして、

準備を進めています。

 

 

 

 

事前に、貸せない可能性を示してくれていたら、

それなりの対応もできたはず。

銀行のミスでもあります。

 

 

なぜ、この銀行は、

そんな審査ミスをしてしまったのか?

 

 

 

 

 

単純です。人事異動が原因でしょう。

前回融資してから、

担当者、融資課長、副支店長、支店長が

異動で変わりました。

 

 

これだけ人が変わると、

審査はデタラメにもなります。

 

 

 

 

取引の経緯や、融資方針の記録は

残っているでしょうが、それぞれの立場にて、

肌で感じたものまでは、残っていません。

 

 

 

 

この融資先のことの実態や、

どう取引を進めていくとよいかの

本質を掴めないまま、

『貸す。』という誤った判断のまま、

審査が進んだのでしょう。

 

 

 

 

でも、保証協会は、

すべて分かっています。

冷静に判断し、

貸せないと判断したのでしょうね。

 

 

 

銀行の判断が間違っていたとしても、

保証協会の審査は覆されることはありません。

 

 

 

 

 

では、この状況で、

どうしたらよいのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは、

銀行からプロパーで貸してもらうだけです。

 

 

 

 

 

『プロパー融資』とは、

金融機関が事業融資を行う場合において、

信用保証協会の保証等がなく

直接自身の責任100%で実行するもののことです。

 

 

 

 

銀行は、2度ミスしています。

① 審査の判断と、②審査状況の説明です。

 

 

 

審査の判断は、しょうがありません。

でも、審査状況の説明は、

明らかに手落ちです。

 

 

 

 

『貸すとは限りません。』と、

厳しい一言があれば、

全く問題なかったのに、

 

 

 

その一言をなしに、

保証協会の審査が終わる前に、

『貸す!』と断言したんですから。

 

 

 

これは『融資予約』に当たります。

融資予約とは、審査が終わってない段階で、

貸すことを約束するものです。

書面なんて必要ありません。

恐ろしいことに、口頭で契約が成立します。

 

 

 

 

そのことをやんわり伝えると、

銀行の方針は急展開。

『プロパーで全額貸したい!』と。

 

 

 

 

私達は、銀行を脅していません。

自らのミスを自覚し、

潔く貸す銀行は立派です。

こんな銀行とは仲良くしていきたいですね。

 

 

 

 

一時は『どうなるか?』と思いましたが、

融資が実行できて、

私達も安心しています。

 

 

 

この融資の実行をきっかけに、

クライアントの新たな事業が始まります。

 

 

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

社長の『お金』と『人』へのストレスを減らし

『納得できる意思決定』をサポートする

金沢の 企業未来デザイナー

 

〒920-0024 金沢市西念2-35-23

奥伸ビル202号室

 

小林弘昌税理士事務所 代表税理士

株式会社ツナガル 代表取締役

TEL: 076-223-2229   

FAX: 076-223-6781 

携帯:090-1120-3808

 

ホームページはこちら

http://kanazawa-kaigyou.com/