『この人、何考えてるのか分かんない!』
クライアント先のスタッフさんの面談で、
他のスタッフに対して、
こんなことをおっしゃる方がいました。
昨日の続きです。
なぜ、こんなふうに感じるのか。
今日は、そんなお話です。
こんなことをおっしゃるのは、
よくしゃべるスタッフのはずです。
あまりしゃべらないスタッフに対し、
『言いたいことがあるなら、言えよ!
しゃべらないから、
何考えているのか分からない。』
そう感じています。
世の中には、
思ったことをそのまましゃべる人と
思ったことをそのまましゃべらない人が
います。
その違いを分かってないから、
『なんで、しゃべらないんだ!』って、
その違いにイラっとしてしまいます。
人の行動を見るときに、
行動特性を見ると、理解しやすくなります。
行動特性は、自己表現性、自己主張性、柔軟性
3つの要素から成り立っています。
Ⅰ自己表現性とは、
『自分の感情を周りに発信したい度合』です。
Ⅱ自己主張性とは、
『自分の考えを他人に受け入れて欲しい』度合
Ⅲ柔軟性
『自分と異なる考えや状況等を
受け入れる度合』です。
それぞれ、▲9から+9まであります。
指摘したスタッフの行動特性は、
こんなふうになっています。
Ⅰ自己表現性 0
Ⅱ自己主張性 ▲1
Ⅲ柔軟性 +1
この方は、どれも中間です。
自己表現性が高い訳でもありません。
相手に自分の考えを
押し付ける人でもありません。
自分と異なる考えを受け入れない訳でもない。
一見、中間に見えます。しかし、
中間の人は、相手によって、
行動特性が変わります。
これは、相対的な指標です。
相手の自己表現性が低いと、
自分は、相対的には高くなり、
相手の自己表現性が高いと、
自分は、相対的には低くなる。
指摘を受けたスタッフの行動特性は、
こんなふうになっています。
Ⅰ自己表現性 ▲6
Ⅱ自己主張性 ▲8
Ⅲ柔軟性 5
自己表現性と自己主張性が
著しく低くなっています。
だから、中間的であっても、
自分は、相対的には高くなります。
これだけ差があると、
相手がしゃべらなくて
イライラしても当然です。
でも、もともと自分と相手は、
こんなに違う。
相手は、普段はしゃべらない人だから、
しゃべらなくて当たり前、だから、
話をしやすい雰囲気を作ろう。
そう考えると、
イライラしなくなるではないでしょうか。
人の違いが理解することで、
イライラしないのは当然のこと、
人との関係性が変わっていきます。
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