899号目 人の違いが分かるとイライラしません。 | 社長が不在でも自然と業績が伸びる組織づくりをマルゴト支援するあなたの心のパートナー

 

『この人、何考えてるのか分かんない!』

クライアント先のスタッフさんの面談で、

他のスタッフに対して、

こんなことをおっしゃる方がいました。

 

 

昨日の続きです。

なぜ、こんなふうに感じるのか。

今日は、そんなお話です。

 

 

 

 

こんなことをおっしゃるのは、

よくしゃべるスタッフのはずです。

 

 

 

あまりしゃべらないスタッフに対し、

『言いたいことがあるなら、言えよ!

しゃべらないから、

何考えているのか分からない。』

そう感じています。

 

 

 

世の中には、

思ったことをそのまましゃべる人と

思ったことをそのまましゃべらない人が

います。

 

 

 

その違いを分かってないから、

『なんで、しゃべらないんだ!』って、

その違いにイラっとしてしまいます。

 

 

 

 

 

 

人の行動を見るときに、

行動特性を見ると、理解しやすくなります。

行動特性は、自己表現性、自己主張性、柔軟性

3つの要素から成り立っています。

 

 

Ⅰ自己表現性とは、

『自分の感情を周りに発信したい度合』です。

 

Ⅱ自己主張性とは、

『自分の考えを他人に受け入れて欲しい』度合

 

Ⅲ柔軟性

『自分と異なる考えや状況等を

受け入れる度合』です。

 

それぞれ、▲9から+9まであります。

 

 

 

 

指摘したスタッフの行動特性は、

こんなふうになっています。

 

Ⅰ自己表現性  0

Ⅱ自己主張性 ▲1

Ⅲ柔軟性   +1

 

 

この方は、どれも中間です。

自己表現性が高い訳でもありません。

相手に自分の考えを

押し付ける人でもありません。

自分と異なる考えを受け入れない訳でもない。

 

 

 

一見、中間に見えます。しかし、

中間の人は、相手によって、

行動特性が変わります。

これは、相対的な指標です。

 

 

 

 

相手の自己表現性が低いと、

自分は、相対的には高くなり、

相手の自己表現性が高いと、

自分は、相対的には低くなる。

 

 

 

 

 

指摘を受けたスタッフの行動特性は、

こんなふうになっています。

Ⅰ自己表現性 ▲6

Ⅱ自己主張性 ▲8

Ⅲ柔軟性    5

 

 

 

 

 

自己表現性と自己主張性が

著しく低くなっています。

だから、中間的であっても、

自分は、相対的には高くなります。

 

 

 

これだけ差があると、

相手がしゃべらなくて

イライラしても当然です。

 

 

でも、もともと自分と相手は、

こんなに違う。

相手は、普段はしゃべらない人だから、

しゃべらなくて当たり前、だから、

話をしやすい雰囲気を作ろう。

 

 

そう考えると、

イライラしなくなるではないでしょうか。

 

 

 

人の違いが理解することで、

イライラしないのは当然のこと、

人との関係性が変わっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

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