今朝、朝礼の前に、スタッフから、
『相談があります。』と、言われる。
そんなことを言われると、
『辞めんの？』って思ってしまいます。
面白く働いているように見えるけど・・・。
辞めようと思うほど、
ストレスを与えているつもりもない。
副業は許しているというよりも、
応援しているつもり。勝手に何かやってそう。
目的を探しながら、働いている。
それが私の印象です。
さて、相談はというと、これでした。
『新規の顧客を獲得したときの報酬は？』
私たちは、スタッフが自らの力で
顧問契約を獲得した場合には、
年間報酬額の１％を、
毎月手当として支給しています。
昨年から始まった制度です。
いつまで手当を支給するかは
まだ決めていません。
当然、在籍中は支給し続けますが、
万が一辞めたとしても、
それ以降も死ぬまでは支給したいと
考えています。
この毎月１％って
会社にとっては結構大きな負担です。
年間では12％になります。
これが毎年続きます。
今の売上高のほとんどは、私が獲得しています。
もし、今の売上の全てに、この規定を適用すると、
来年には、手当の合計が1,000万円を超えます。
私はいらないというより、こんなに払えません。
でも、スタッフには払いたい。
これを餌に、『契約を取ってこい。』
なんては全く思っていません。
会社に貢献したスタッフへ
お礼をしたいだけです。
毎月払うには意味があります。
毎月、クライアントのお役に立っていることを
感じて欲しいからです。
私達の仕事は、
契約することが、目的ではありません。
大切なのは、その後です。
末永く、クライアントのお役に立つことが
求められます。
でも、この規定は、顧問契約の場合であって、
単発の場合には、今のところ規定はないんです。
そこで、スタッフが相談に来たのです。
自分で単発の案件を抱えており、
事前に話をし、安心したい。
そう感じたようです。
そのスタッフのお陰で、
新たな手当の規定ができました。
単発の手当って、良くも悪くも
人を動かす原動力になります。
求めてない方向へ、動くことがあります。
以前働いていた職場にも
案件を獲得したら手当が貰える規定が
ありました。
この規定をもとにスタッフは動きます。
スタッフは、
クライアントのためでなく、
一番貰えるように動く。
だから、
・クライアントのためにならない商品を売る。
・クライアントに必要な商品は提供しない。
・クライアントが必要とする時期をずらし、自分の都合のよい時期を選ぶ。
こんな動きをする人が出てきます。
更には、
・意味もなく、高額にし、後で契約を切られる。
そうなったら、本末転倒です。
仕組みって人を変えてしまいます。
その手当があることで、
誰が喜ぶのでしょうか？
クライアントも、経営者も、スタッフも
喜ぶような手当にしたいものです。
クライアントを獲得した一番の報酬は仕事です。
そのクライアントの役に立ち、
喜ばれる機会が生まれることです。
お金は、更に喜ばれる仕事をするための
資源にしか過ぎません。
先月するはずだったスタッフ面談が
流れたことを思い出す。
来週にはしないとね。
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