792号目 役員貸付金、その解消方法は? | 社長が不在でも自然と業績が伸びる組織づくりをマルゴト支援するあなたの心のパートナー

 

昨日の続きです。

融資を受けるのにやっかいなのが、

『役員貸付金』です。

 

 

 

 

 

 

『役員貸付金』は、

会計上は資産になっていますが、

役員から直ちに返済を受けることは

ほぼほぼ不可能です。

実質的には、貸し倒れ同然です。

 

 

 

金融機関から見ると、

個人へ資金が流れたと判断すると同時に、

資産価値ナシという判断をします。

その結果、実質的には債務超過であると、

みなさられることもあります。

 

 

 

 

 

そうならないためには、何としても、

役員貸付金を解消して頂くのが無難です。

 

 

 

 

 

3百万円以下だと、何とでもなりそうですが、

それを超えると、処理が面倒です。

 

 

 

解決方法はいくつかあります。

 

 

①借りている役員が所有する個人資産を

 売却して返済する。 または、会社に売却する。

 

 他人に売却が難しいようであれば、

 法人に売却することも可能です。

 売却益への課税や、不動産であれば、

 所有権の移転に伴い各種税金が伴います。

 

 

②役員が借入をし、法人に返済する。

 社長の債務が増えますが、一番スマートです。

 

 

③役員報酬を増額し、少しずつ返済する。

 役員報酬の増額に伴い、社会保険料と

 所得税等の負担が増えることになります。

 

 これには時間がかかりますが、

 誰でもできる解決策です。

 

 

④会社が役員貸付金を放棄して、

 貸し倒れ処理をする。

 

 借りている役員にとっては、

 借入金の免除を受けることになります。

 役員賞与となり、所得税等の負担があります。

 

 一瞬で、役員貸付金が消えちゃいますが、

 実質的には、何の解決にもなっていません。

 個人へ資金を流したことを肯定しています。

 これは、おすすめしません。

 

 

 

 

 

そもそも、なぜ発生したのか?

まずは、原因を突き詰めることです。

その原因を放置していると、

どんどん積み上がります。

 

 

 

 

 

他の人には言えなくても、

私には言ってください。

 

 

あなたに一番相応しい解決策を

一緒に考えます。

 

 

 

 

 

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