752号目 助成金を貰うことよりも、どんな会社をつくりたいのかが先 | 社長が不在でも自然と業績が伸びる組織づくりをマルゴト支援するあなたの心のパートナー

 

昨日のブログにもあったように、スタッフと

労働上での争いを起こして欲しくない。

 

 

 

 

 

そんな想いから、今月の社内研修は、

社会保険労務士さんをお呼びし、

就業規則に関する助成金について

教えて頂きました。

 

 

 

 

そのとき、先生から

こんなことをお聞きしました。

 

 

石川県内で、一年間に

労働基準監督署に寄せられた相談件数は、

なんと約1万件! だという。

 

 

一日300件あるようです。

 

 

よくよく調べると、

平成29年度で8,570件あり、その内約4割が、

事業主側からの相談等も含まれているので、

労働者側からの相談は、

年間で約5,000件ありそうです。

 

それで、かなり多い。

 

 

 

中小企業庁によると、

石川県内の企業数は、約4万社あります。

ということは、12%の企業において

労働者側から労働基準監督署への相談が

寄せられていることになります。

 

 

 

 

 

私も、サラリーマン時代には、

自分に対してというよりは、

会社としておかしいと感じたことがあり、

私も、相談をしようと思ったことはあります。

 

でも、訴えても、何の得にもならないし、

『相談しても解決しない。』と思ってやめています。

 

 

 

 

労働基準監督署としては、

そんな相談を減らしたい。

労働に関する紛争を減らし、

安心して働けるようにと、

助成金が代わる代わる出ています。

 

 

 

先生から、いくつかの助成金の紹介を

いただきました。

 

 

就業規則特定の条項を盛り込んだり、

特定の取り組みをすると、

助成金がもらえるものがあります。

 

 

 

 

 

『時間外労働等改善助成金』

○時以降の残業を禁止し、

業務終了時から翌日の始業までの時間を

9時間以上にする等すると、助成金が貰える。

 

これは、長時間労働をなくすためのものであり、

導入するだけで、効果があると分かります。

当社もやってみます。

 

 

 

 

一方、『人材開発支援助成金』

その名の通り、人材育成に関する補助金です。

これはいくつかの助成金を総称しています。

 

 

助成金の説明をする中で、

うちのスタッフから、こんな質問がありました。

 

『お客様から、制度を導入した成果、

 社員さんからどんな声が聞こえますか?』

 

 

 

 『声は聞いたことがない・・・。』

 

 

 

 

 

『人材開発支援助成金』の中の一つは、

昨年、私も取得してみました。

 

助成金が取得できるように、形式を合わせていく。

助成金を貰える時期は、忘れた頃です。

 

 

 

 

感想としては、貰った感覚がない。

成果は、『・・・・・・?』って感じでした。

正直、メリットを感じることはできませんでした。

 

 

どんな人材を開発したいのか?

どのように開発に向き合いうのか?

 

 

 

他の方は別として、私が行うとしたら、

助成金 度外視で取り組む方が

向いていることが分かりました。

助成金がもったいないとも感じます。

 

 

 

もちろん、助成金があるからこそ、

それに合った取り組みが生まれるのは

事実です。助成金を否定しません。

 

 

 

当社のスタッフからは、助成金について

こんな意見もありました。

 

『助成金だけもらって、何の成果もない。

 そんなことをする位なら、

 真面目に仕事をして稼いだ方がスマート。』

 

 

確かにね・・・・。

当然、助成金ありきでは、

何の成果も期待できません。

 

 

 

自社であれ、クライアント先であれ、

企業の課題の本質を解決することに

フォーカスしたい。

 

 

 

 

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