新たに事業を始めるとき、
手許資金がないから
できるだけ支出の負担を減らいたい。
それは、誰でも考えることです。
支出には原価と固定費に分けることができます。
原価とは売上高に対応するものです。
サービス業などで、原価のない事業では
考える必要はありませんが、
販売業や飲食など、原価が発生する事業では、
避けられない支出です。
売れもしないのに、
不必要に購入する必要はありませんが、
抑えすぎると、売れなくなる。
原価とはそんなものです。
今回、相談された方は、サービス業の方です。
原価はなく固定費だけが
発生する事業を始める方です。
固定費は、大きく分けると2つあります。
抑える固定費と、
資金が無くても出すべき固定費があると
私達は考えています。
具体的は、次の2つです。
①運営費
家賃、リース料、
通信費や水道光熱費などの
会社の運営に必要な費用
②戦略費
交際費、広告費、研究費などの
粗利を伸ばすための費用
この2つは区別しないといけません。
①運営費は、最低限必要な費用ですが、
これを増やしても、快適に仕事はできても
売上が増えることはありません。
これは、抑えるべき固定費です。
一方、
②戦略費は、粗利を伸ばすための費用です。
新たな商品やサービスを開発するために費用や、
顧客を増やすための費用などのことです。
事業を始めたばかりで、
粗利の見込がない場合には、
②戦略費を投資しないと、
いつまでたっても、粗利は伸びません。
その方の方針をお聞きすると、
『資金がないから投資しない。』とのこと。
そういう考え方は間違っていませんが、
その理由に引っ掛かります。
『もし、お金があったら投資するのか?』
その方は、『新たなサービスの開発に投資したい。』という。
お金がないなら借りるだけのこと。
投資したことで、早く資金は回収し、
返済も可能です。
計画をつくることで、先に投資した方が有利か、
資金を貯めてから投資した方が有利か
判断できるでしょう。
現状できるか?、できないか?ではなく、
まず、『どうしたいのか?』を明確にすることです。
そのためには、『どうすればよいのか?』考える。
『自分の事業を
いつまでに、どうしたいのか?』
明確なビジョンを持つことから
迷いがない意思決定ができる。
『能力、環境など、制限なく、
すべての条件をそろうとしたら、
どうなりたいか?』
そこから考えてみませんか?
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