本日は、業界での勉強会。
地元の□□銀行さんのお話しを
お聞きする機会がありました。
会計事務所のスタッフと
銀行員とが、
ディスカッションします。
ある方が、
□□銀行の銀行員にこんな質問をしました。
『4行取引をしている企業から、
他の銀行を排除して、
1行取引をしたがるのはなぜですか?』
4行取引とは、企業が、
4つの銀行から融資を受けることです。
1行取引とは、企業が、
1つの銀行のみの融資しか受けないことです。
□□銀行さんのお答えは、こうでした。
『企業さんに有利な提案をしています。
他の銀行さんも一緒にしましょうと、
声を掛けるのですが、応じてくれないので
止むを得ず、
反対する銀行をなくしているんです。』
最後に、こんなこともおっしゃっていました。
『その方が、
私達の方もやりやすいので。』
これが、本音でしょうが、
私も誤解していました。
1行取引を狙って言訳ではないらしい。
結果として、そうなっているらしい。
まあ、ごもっともです。
確かに、□□銀行は、
他の銀行がしない、
すばらしい提案をされます。
しかし、そんな風に、
□□銀行が考えていたとは、
企業側は知りません。
『なんとか、他の銀行を排除して、
自分の言いなりにしたいんじゃないか?』
なんて考えて、
□□銀行を避ける企業が、
増えているのは事実です。
なぜ、そのようなことをするのかを
説明しないと、相手は勝手に、
銀行の考えを解釈します。
それが噂となり、広がっていく。
されど、
どんなに企業に有利な融資でも、
他の銀行を排除して、
1行取引を、してはいけません。
決めるのは、経営者です。
今は良くても、
その1行に、『もう貸せません。』と、
言われたら、アウトです。
煩わしくても、
金利が高くても、
銀行の担当者が嫌いでも、
企業を倒産から守るには、
3行以上の銀行と取引するのが鉄則です!
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