先に言えば『説明』、
後に言えば『言い訳』
そんな典型的なことがありました。
誰もがあり得ること。
困ったことがあると、
クライアントが相談に来られました。
キャリアアップ助成金についてです。
そのクライアントは、
助成金をもらうために、
半年以上前から、正社員を採用するために、
Y社の主導のもと、動いて来ました。
助成金をもらうには、
様々な条件を整えなければいけません。
そして、
提出の期日がある書類もいくつかあります。
助成金は、条件が揃っていないと、
もらえません。
後での小細工は通りません。
事前準備が全てです。
とりあえず、
就業規則はつくらないといけない。
社長は、細かい方ではないので、
手続きが間違いなくされるか心配になります。
なので、
私達は、
助成金をもらうと分かった半年以上前に、
「手続きは、どのようにされますか?」
と確認すると、
「Y社がしてくれるから大丈夫。」
とおっしゃいます。
なら安心だと思いきや、
急展開です。
Y社は、「何もしない。」と。
Y社が言うには、
「既に、就業規則を
作っていると思ってました。」と。
Y社は、確認をせずに、
「多分こうだろう。」という思考で、
動いています。
クライアントの社長は、
「そんな説明は受けてない。」
できたばかりの会社で、
社員もいなく、
就業規則はつくっているはずがない。
せめて、こんな説明があったら、
問題は起きなかった。
「助成金をもらうには、このような手続きになります。
必要な書類は、〇○と就業規則が必要です。
つくるには、こうする。
ご自身で作りますか? それとも、
〇○円の費用はかかりますが、労務士に依頼しますか?」
前置きって、めんどくさい。
言ったばっかりに、
話しがすすまないこともあります。
できれば、言いたくないこともあります。
目の前の人に、いい顔したいから。
でも、安心を提供するために、
言いにくいことを先に言う。
先に言えば、説明だけど、
後に言えば言い訳にしかならない。
クライアントの社長は、
「前もって言ってくれれば、
こんなことにならなかったのに。」と。
結局、就業規則は、労務士に作ってもらうことに。
Y社の信用は完全に喪失です。
取り返しがつきません。
気を付けないといけないですね。
自社のことで言えば、
『融資』については、最初に説明と確認をしています。
なので、トラブルになることはありません。
これは別の機会に。
先に言えば安心されることって、
あなたの会社にも、沢山あります。
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