金融機関に、融資について相談しているときに、
担当者から「融資は大丈夫ですよ。」って、
簡単に言われることがあります。
しかし、融資を最終的に出すかどうかの
決定権は、
支店長や本部の融資部長等にあります。
融資の決定がされていない状態で、
担当者が独断で、
「大丈夫です。」というのは、
『融資予約』となります。
『融資予約』とは、口約束でも有効であり、
融資契約は有効になります。
もちろん、実務上において、
その契約は有効だったとして、
損賠賠償を請求するには、
それなりの証拠等が
必要にはなると思われまし、
何より、大変な労力がいります。
でも、そもそも、
そんなことに、
力を使いたくはないですよね。
また、
そこで訴訟を起こすことは、
金融機関にケンカを売ることになり、
それ以降は、その他の金融機関からも
取引は敬遠されるでしょう。
いいことは何もありません。
訴訟で勝てるかどうかは別として、
金融機関として融資の決裁がされなかった場合に、
一番痛い目に合うのは、
融資を期待していた企業側です。
工場を取得するために
融資を想定して、土地を先行したが、
資金を調達できず、建物を取得できず、
使えない土地だけが残った。
なんてことは、起こり得ます。
なぜ、そんなことが起きるのか?
担当者は、融資の成績を上げたいから
ということもありますが、
何も考えてないからです。
審査の可否、融資金額や
もし、融資の決裁が下りなかった場合に、
どうなるかを深く考えずに、発言しているからです。
悪気があってのことではありません。
多くの金融機関では、
コンプライアンスについて繰り返し学んでいるため、
そのような問題のある行為をする
担当者はいないと思われますので、
ご安心ください。
単なる担当者レベルでの発言は、
信用してはいけません。
融資係長または、支店長など
責任がある上席に確認をして
進めていきたいものです。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
社長の『お金』と『人』へのストレスを軽減させ、
『納得できる意思決定』をサポートする
金沢の 企業未来デザイナー
〒920-0024 金沢市西念2-35-23 奥伸ビル202号室
小林弘昌税理士事務所 代表税理士
株式会社アークシードラボ 代表取締役
TEL: 076-223-2229 FAX: 076-223-6781
携帯:090-1120-3808
ホームページはこちら http://kanazawa-kaigyou.com/