ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

 

優等生の女子高生二人が、学園生活最後の一夜に大冒険を繰り広げる青春コメディ

女優オリヴィア・ワイルドの長編初監督作品。

 

 

 

 

 

 

                -  BOOKSMART  -  監督  オリヴィア・ワイルド

 

 出演 ケイトリン・ディーヴァー、ビーニー・フェルドスタイン、

                                                                          ジェシカ・ウィリアムズ 他

 

こちらは2019年制作の アメリカ映画 アメリカ です。(102分)

 

 

 

 

  モリーとエイミーは幼少期からの親友、明日には高校の卒業式を控えていましたモリーは学級委員、エイミーは同性愛者をカミングアウトしたコンビで、これまで進学の為に勉強一筋の学生生活を過ごして来ました。 今日も二人揃って登校しますが、卒業前日で校内は浮足立っていました。 そんなモリーがトイレに入っていると、クラスメートたちが 「ガリ勉のモリーはダサい」 と陰口を叩いている現場に出くわします。 

 

 

 

 

そんな友人達に彼女はイェール大学に進学することを勝ち誇った顔で発表しますが、友人達もまた名門大学に進学を決めていたのです。 モリーはパーティー三昧の日々を送っていたはずのクラスメートが自分同様に名門大学への進学を果たしたという事実にショックを受け、「勉学に全てを捧げてきた自分の高校生活は何だったのか?」 と思い悩みます。モリーはエイミーを巻き込んで残された高校生活をエンジョイしようと決め、手始めに、同級生のニックが開催する卒業パーティーに参加することにします。 エイミーは乗り気ではありませんでしたが、気になっている同性のライアンもパーティーに来る事と、モリーの勢いに乗せられて渋々同行することにします。

 

 

 

 

ところが、モリーとエイミーはニックのパーティーがどこで開催されるのかを聞いていなかったのです。 そこで、モリーは自分に好意を抱いているクラスメートのジャレッドに頼み込み、パーティー会場まで案内してもらうことにします。 着いた会場は海上の豪華ヨットの中で、会場にはドラッグ好きのジジの姿もありました。 しかしそれはジャレッドが個人で開いたパーティーでした。 早々に二人はヨットを抜け出し、再びニックのパーティー会場を探す事にします。 次に辿り着いたのはクラスメートのジョージの家で、これまた別のパーティーでした。 

 

 

 

 

そこではマーダー・ミステリー・パーティーというものが開催されていました。 そこでもヨットで会ったジジに再会し、彼女から「二人がヨットで食べたイチゴにはドラッグが入っていた」 と知らされ、2人はトリップ状態に陥り、不思議な幻覚をみるのでした。 意識が落ち着いた後、2人はパーティーの様子が映された動画の情報から住所を特定、出会った担任の女性教師にドレスを借りて、やっと目的のパーティー会場へと到着する事に成功します。 会場に到着した後、エイミーはライアンを探しに、モリーはニックへと、それぞれの目的相手のもとへと向かうのですが、、、というお話です。

 

 

 

 

同級生のパリピを尻目に遊びを自粛、将来を見据えて勉強に打ち込んで、イェール大学の進学を勝ち取ったつもりが、下に見てたパリピの同級生も良い大学に決まっていた事にショックを受けるモリー。 これまでの楽しい学生生活を我満していた自分は何だったの~!と、失われたハッピーな時間を卒業パーティーで取り戻そうと、躍起になる女子二人の一夜の冒険を描いた作品です。

 

 

 

 

前評判が良いというのは耳にしていたのですが、ちゃんと内容を把握していない状態でレンタル店の棚で見かけ、その勢いのままレンタルした本作でしたが、こういうお話だったんですね~。 勝手な思い込みで、青春時代の痛みや傷を描いたシリアス系のドラマかと思いきや、女子二人の友情ドタバタコメディ映画でありました。

 

 

 

 

そんな勝手な思い込みがあったものですから、映画の前半までは物語の空気感を掴むのにちょっと手間取ってしまい、アメリカの女子高生ライフの描写や笑いに乗れなかった私ですが、なんとか中盤以降から物語に気持ちが追いつく事ができました、、トホホ。とにかく主人公二人の魅力とやりとりが本作の一番の魅力で、モリーの明るさとポジティブシンキングな行動力、それに引っ張られるような形で行動を共にするエイミーの時代を象徴するような同性愛者というキャラクターのバランスが良い味を出しています。

 

 

 

 

学校のヒエラルキーは描かれていますが、そこまで強い格差は感じられず、主人公の二人は至ってノーマルなポジションに描かれています。 その為、学生生活のダークな部分は物語から排除され、あくまでもポジティブな二人の行動がストーリーのメインに置かれている事で、この映画が女性の行動力や決断、その多様性を明るく肯定的に描いた作品になっているのが特徴です。  

 

 

 

 

その分、少し偏った明るさが強調されている所に物足りなさを感じる部分や、音楽に頼り過ぎている演出等もありますが、そこはコメディとして笑って楽しみながら観るのが一番かも知れません。 バービー人形になってしまうアニメや、プールの水中撮影、口喧嘩を音楽で遮ったりと、素敵な演出も見せてくれます。 

 

 

 

 

以前、こちらでも紹介した 「マー サイコパスの狂気の地下室」 のダイアナ・シルヴァーズやキャリー・フィシャーの娘さん ビリー・ラードが出ていたリと俳優陣も魅力的な本作ふざけながらもLGBTQの問題や友情といったテーマを扱い、ちょこっとした感動も味わえるパンチの効いた作品となっていますので、機会があれば一度ご覧になってみて下さいませ、です。

 

では、また次回ですよ~! パー

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ映画らしいエンドクレジットでございます。 宜しければです。 あせる