借金返済のためにすること | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ
借入れ状況を見直し返済可能か確認

借金返済のためにまずやるべきこと
現在、自分の借入残高がどれくらいか、正確に把握する

借金がどんどん増える現実から目を背けようと、借入残高をきちんと把握していないという人も多いです。

本当に借金問題を解決したいと考えるなら現実と向き合うことから始めます。

「どこからいくら借りてるか」
「返済期限はいつまでか」
「現在の利息はどれくらいか」などを
リストアップする作業を行います。

借金の状況を調べる際は、借り入れをしている消費者金融のATMやインターネット上の会員ページを利用するか、電話で問い合わせをしてください。

借り入れ先や残高が把握できなくなってしまったという場合は、個人信用情報機関への問い合わせが確実です。

個人信用情報機関には以下の3社があり、消費者金融やクレジットカード会社などの金融機関は最低でも1社に加盟しています。

株式会社日本信用情報機構(JICC)
主な加盟機関:消費者金融/クレジットカード会社

株式会社CIC
主な加盟機関:信販会社/クレジットカード会社

全国銀行個人信用情報センター
主な加盟機関:全国の銀行

借入先が一切わからなくなってしまったという状況であれば、3社すべてに開示請求をおこないます。だいたい10日程度で情報が得られます。

自分の収入から返済可能な金額を算出する方法は?
自分の借入れ先と残高を把握できたら次は「返済できる額を見直す」ことです。

毎月の収入のなかで生活しながら借金を返済していかなければならないため、計画に無理があるとすぐ自転車操業になってしまいます。

そうならないためには「収入がいくらあって、何にどれだけの支出があるのか」を正しく把握することが肝心です。収支の詳細をあいまいにしていると、いつになっても借金生活を終わらせることはできません。

リストアップする際に便利なのが、「収支表」です。ひと月に返済可能な金額を算出してください。