銀行融資に必要な書類 | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ
銀行融資の必要書類(法人、個人事業主)


決算書
損益計算書

銀行の担当者は、決算書、損益計算書で会社の資産収益状況をチェックします


「銀行は晴れた日には傘を貸す雨の日には傘を取り上げる」と言われています。


銀行は、企業の業績が良い時(晴れた日)には、お金を貸す(傘を貸す)

一方で、企業の業績が悪ければ(雨の日)には、融資をしない

また、貸したお金を回収しようとする傾向にあります。

(傘を取り上げる)

つまり、損益計算書が「黒字」であれば、お金を貸りやすいのです


黒字

収益が相当あり、借金がほとんどなければ、

とても簡単にお金を借りることができます。
赤字の場合は、銀行の融資審査で落ちやすくなります。

ただ、赤字だからといって、100%融資の審査に落ちるというわけではありません


現状の業績

資産/借入状況

今後の事業展望

などによっては、赤字でも、銀行融資を受けることは可能です。

また、会社立ち上げ時(1~2年)には多額の費用が発生するので、赤字になりやすい傾向にあります


このような会社の場合、今後の成長に期待して、赤字でも多額の融資を受けることができる場合があります


決算書が「赤字」であるからといって諦める必要はありません

初めての銀行との取引の場合、過去3期分の

貸借対照表損益計算書の提出が必要です


貸借対照表

貸借対照表で資産の状況をチェック

借金/負債の状況

資産/売掛金などをチェック


負債が多くても、損益が黒字であれば、銀行融資を借りることができる可能性は高くなります。


負債が多く、損益の赤字額が大きい場合銀行融資の審査に落ちる可能性が高まります


資産がマイナス

債務超過の場合


銀行融資の審査に通るのは困難になります
赤字で債務超過の会社でも、今後の事業が収益を見込めるなどの場合借り入れできた事例はたくさんあります

諦める必要はありません



初めての銀行取引の場合

直近3期分の貸借対照表の提出が必要


試算表 月次

(おおよそ決算から3ヶ月以上経過してる場合、決算月から現在まで)


試算表は最新の経営状態を示す書類になります

試算表で業績が良いことが確認できれば融資審査は問題ありません

試算表の業績が悪い場合は、銀行融資の審査は厳しいです

今後の事業について将来性があれば銀行融資審査に通りお金を借りることができる可能性はあります


個人事業主で試算表をすぐに準備できない方もいます

税理士さんに頼むなどして必ず準備してください


試算表さえも作れないのは、資金の管理を計画的に出来ない会社であると判断されます

(ここ大事‼)