270.悪魔の戦略論 (1) 悪魔主権の世界を読み解く | 和敬清寂 ~書かぬが仏~

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客が殆ど来ない潰れかかっていた旅館が、「感動させる場」というコンセプトを自ら設定し、「感動させる接客」「感動させる料理」「感動させる売店」など、旅館の業務のあらゆる内容を「感動させるもの」に変える事によって繁盛するようになった話など。

「戦略論」というと取っつきにくいかも知れませんが、「人生の大局観を与えて、目的観を持って物事に打ち込めるようにする」だとか、様々に応用が利く考え方です。


それを通して物事を見てみよう・・・というわけで、「戦略論」を簡単に説明します。


野球の試合で、バントでランナーを送るとか、チャンスに代打を送るとか、投手を次々に交代させるなど、作戦の実行は「戦術」。

チームの指導者が、予算を工面し、練習環境の整備、メンバー補強、コーチやトレーナーによってチームを管理する事は「戦略」です。

要は、一試合一試合をどう勝つかは「戦術」。
一定期間勝利し続けるために戦いの全体像を描いて管理する事を「戦略」と言います。

そして「戦略」の元となっているのは「ポリシー」。要は方針ですね。

「攻撃力重視」なのか「投手力重視」なのか。
「若手選手育成」を重視するのか、「資金力にものを言わせて一流選手を集める」のかなどです。


では、「ポリシー」の元となるのは「世界観」。「球団のあり方」や「私とは何か」など、アイデンティティの事です。

巨人のように「球界の盟主」なのか、阪神のように「親会社が儲かれば良い、宣伝のための球団」なのか。上記の「感動を与える旅館」というのもそうです。

戦略・戦術は、トップの描く「世界観」から生まれた「ポリシー」を具体的な形として現わしたもので、トップの「世界観」がその組織全体のあり方から日々の戦いぶりまで決定付けてしまいます。


具体例:とある金欠体質の球団の場合
1世界観:球団は親会社の宣伝
2ポリシー:少ない予算でチーム力を上げる。
3戦略:選手育成を重視。
    スター選手の実力よりもチーム全体の総合力で勝負。
    戦術研究、情報収集、指導力、組織力を重視。
    派手な監督よりも実力重視の監督を選ぶ。
4戦術:緻密な作戦、細かな継投策、敵の強打者対策の徹底、 など


物事には
1 世界観
2 ポリシー
3 戦略
4 戦術    という4つのカテゴリーがあり、これが一貫していると物事の実現性が高まりますが、カテゴリー間に食い違いがあると、組織の目的と実際の行動がチグハグになり、最初の世界観は「絵に描いた餅」になる、とも言えます。


■戦略論 (1) 悪魔主権の世界戦略

さて、本題です。

悪魔は悪主権の世界をどう組み立てたかを戦略論で読み解きます。

1世界観:神はいない。悪魔が主権の世界

2ポリシー:神の痕跡を根絶し、悪魔が全てを支配する世界を構築。

3戦略:政治、経済、文化、情報、科学、自然界など全てを悪魔族が支配。
    全ての富と権力と権威を手に入れる。
    悪魔族を頂点とする恐怖支配によるピラミッド構造の社会を運営。

4戦術:悪魔のネットワークを作り、洗脳、殺害などあらゆる工作を行って
    神が送った人物を殺害し、神側の組織を乗っ取る。
    個々人の精神を支配して操り、悪魔化する。
    操り人形のトップを立て、実質支配している悪魔族は姿を隠す。
    政治、経済、文化、情報、科学などこの世の全ての組織を背後で操る。
    「正反合」による争いを常に起こし、善なる人物や組織を潰す。
    万物を「進化論」に適合する生物に遺伝子操作し、弱肉強食にする。
    歴史や情報を捏造し、悪魔に都合の悪い情報を隠す。
    宗教の内外に争いを起こさせ、一神教は偏狭であると洗脳する。
    日本では「天皇陛下バンザイ」「八百万の神の国」の洗脳をかける。
       など


悪魔はこういう世界を構築したので、神様はそれに対抗するチャレンジャーの立場にならざるを得ず、悪魔が主権者という「世界観」から生み出された悪魔の創作物がこの世の権威ある通説となっています。だからそれを資料にして物事を論じたところで、悪魔があらかじめ用意した結論へ導かれるようになっているのです。


「古事記」を日本の真実の歴史・神話であると思い込み、「皇国史観」のウソに気づかないのはその典型で、自分が悪魔の手のひらの上で踊らされている事に気づいていないのです。

中国・韓国・北朝鮮が慰安婦や南京大虐殺など日本を貶めるデタラメを主張し続けているのは、彼らが戦争に勝てば彼らの捏造資料だけが歴史に残りそれが通説となるという事を、昔から繰り返し行ってきた悪魔の姿を現しているだけなのです。


今や、左翼による歴史の捏造がネットを中心に暴かれてきていますが、左翼の権威が完全に失墜すると今度は悪魔があらかじめ用意した「皇国史観」という捏造の歴史観が復活するだけです。

さらに「皇国史観」のウソがばれると「ヲシテ文字など神代文字による古代日本の文献」という悪魔の創作物が出てくるようになっているのです。


同様に、左翼が世の中を支配し、保守勢力がその抵抗勢力という言論の構図も悪魔が用意したシアター(劇場)にアクター(演者)がそれぞれの役割を演じているに過ぎず、左翼が負けた時には、悪魔が用意した「八百万の神の国」を信奉する保守系活動家の主流派が台頭してきます。

ですので、現在の保守活動は、日本を貶めようとする中国・韓国・北朝鮮の”絶対悪”に対抗している”相対善”という立場であって、”絶対善”ではありません。

「相対善」はある程度の期間、必要ですが、しかしそれは神様の世界をつくるという「絶対善」との争いの段階になると、悪魔の世界を保守し神様に敵対する「絶対悪」の立場に転落します。

悪魔の世界を終わらせ神の世界を作るには、神様の世界観を基礎におくポリシー・戦略・戦術がなければならず、その前に、悪魔の戦略・戦術を見破って打ち砕く事が必要なのです。


続きます。



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