小中学生の我が子にはまだ早いけど、いろいろと考えさせるのも良いかと思い、取り上げたものをご紹介いたします。
もっと評価されて良いアニメランキングにいつも上位に上がってくる、知られざる名作、カレイドスタ ーというサーカスを舞台とした物語です。
実在するサーカス団をモチーフとしたこのアニメは、カレイドステージのスターを目指す少女が成長していくサクセスストーリーで、大人にも十分見応えのあるアニメ作品です。
カレイドスター 第15話「歌姫の すごい 愛」
(ストーリー) ※完全ネタバレ注意
カレイドステージで歌姫として人気のある美人歌手のサラさん。

サラはここで歌うことが好きだし、共にステージに立つメンバーも気に入っていて、必要とされているから頑張ってきたが、もう必要じゃないと言われた事にショックを受けて泣いていた。やがて荷物をまとめ出すサラ。
団員の1人がオーナーに問いただすが、「サラは必要ない」の一点張り。さらに「サラは10年間、勝手についてきただけだ」の冷たい言葉。
団員達はみな一様に、オーナーは厳しいけど心は優しい人だと思っていたのに、裏切られた気分だった。
実はオーナーは、サラの世界的な歌手になる夢を諦めさせた事で自分自身を悔いていた。カレイドステージにとって無くてはならない存在となったサラに、すっかり頼り切っている自分を嫌悪しながら。
旧友が実力をつけて世界的プロデューサーとして目の前に現れたとき、サラを彼に預けて夢を手に入れさせる機会が巡ってきて、ようやく彼女を手放す決心がつき、あえて憎まれ役となってサラを追い出そうとしたのだった。
物語は団員の1人が「絶対に漏らさないこと」を条件にオーナーの本心を聞き出し、終局へ。
このストーリーは、誰かが本心を聞き出したからよかったものの、もしオーナーが本心を最後まで語らず、サラは悲しみながらも世界的スターへの道を駆け上っていたとしたら。
皆がサラを祝福すると同時に、サラを「ついてきただけだ」と突っぱねたオーナーはサラを追い出した酷い人だと思われ続けたかも知れません。
サラも捨てられたという思いを膨らませ、「若い頃は良い人だったのに」、と後悔の念を抱いたかも知れません。
しかし、ある時ふと気づくでしょう。
あの時、私を捨てたのは私のためだったのではないか、と。
それに気づいたときにはオーナーは既にこの世を去っていた・・・・・・なんて。
オーナーの語った言葉、冷たくあしらったその姿だけで判断する限り、オーナーの本心は見えません。ただ捨てただけ、冷たかっただけという表面的な事実があるのみです。
ここで、サラが「彼は私を愛してくれているに違いない」と確信し、彼の目線で物事を捉えていたとしたら、どうでしょう。
「冷たい態度を取っているのは、私が昔抱いていた夢を掴むチャンスを与えるために敢えてそうしているのだ」と気づいたはずです。
親が心を鬼にして子に厳しくするのも、親の立場になって初めて気づきますが、親を信頼する気持ちが強い子ほど親を恨まずに親の真意がわかるものです。
信仰者である私たちが試練を受け一歩も先へ進めない時や、酷い環境に置かれたり、大きな悲しみにうちひしがれたりした時、表面的事実を見るだけでは神様の本心は分かりません。
メシヤが語った言葉、御言を調べ尽くしたとしても、それは同じ。
神様の立場に立って、その事情を自らのものとして初めて、書かれていない神の本心や真実を悟る事ができます。
そういう事をしない人は、「神はいない」「偽メシヤだ」「メシヤも人間で間違いもあるんだ」という結論に陥って、メシアの価値という根本命題に対する認識を狂わせています。
統一教会の信者には、そういう間違った認識を持ってしまっている人が非常に多く、ネットでの議論がそんな無駄な事に費やされているようです。
オーナーの冷たさに団員達が裏切られた気分に浸ったり、サラが悲しむばかりでいたのと同じ。
オーナーのサラのためを思う愛情に気づかないのと同じ。
神様の事情から出発しない人は、現実の厳しさ、辛さも、神様が愛するゆえにそうされている真実や、「どこにも書いていない神様の隠された本心」を知る事は永久に出来ません。
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