「史上最強の哲学入門」 飲茶 8冊目読了
この間読んだ本の西洋バージョン。2冊読んだことで良いとか悪いとかではなく
西洋と東洋の哲学の違いが良くわかる。
西洋は「物質」中心。だから科学が進み、今の生活が成り立っている。
東洋は「精神」中心。人間とはどうあるべきかを突き詰めて行き、心の有り様を求める感じか。
取っ付きにくい哲学を分かりやすく説明してあり、楽しめました。
「こんな夜更けにバナナかよー筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」 渡辺一史 9冊目読了
きっかけは大泉洋主演の映画がきっかけ。映画では暗くならないような演出がしてあったが、
本作は脚本版ではなく、ドキュメンタリーの方なので結構ドロドロ。
両親が身体障害者だったし、父親・母親とも終末介護を経験したので、
障害者に対する意識の壁は人より低いと感じていたが、
考えの甘さを知らされた。
重度身体障害で24時間ボランティアの介護を必要とする、自立を目指した鹿野氏の
強烈な個性と「自分らしく生きたい」という思いがヒシヒシと伝わってくる。
人と人が付き合っていくには摩擦も覚悟しなければならないが、
「障害者」と「健常者」とのケンカにも発展しながらも支え合う関係が凄い。
かく言う私も「精神障害者」となって10年だが、
身体障害者と違い、外見上は「健常者」となんら変わらないため、
時には辛くてしんどい時があっても理解されなく、
人間結局、自分一人なのだなと思う。支えてくれている沢山の人がいることは理解しているので、
人を頼っていないと言う意味ではないのだが、本にも書いてあったが「支えられる人」と
「支える人」との関係は難しい。
しておかないと色んな意味で