4月9日のこと、京都西山の桜巡りをしました。
前回は紫式部氏神のやしろ大原野神社を訪れました。
大原野神社の駐車場に車を停めたまま、次の目的地 勝持寺に向かいます。
勝持寺は山号を小塩山勝持寺と言い、通称 花の寺です。
平安時代末期に西行が得度した寺としても知られています。
駐車場からはすぐにこの標識。
程なく右手に階段があり、その先に仁王門が見えてきます。
深山の趣が十分のお寺です。
仁王門を潜ると長~い長~い登りの参道が始まります。
時折山桜や藪椿に出会える道をエッチラオッチラ登りました。
散り椿の参道を振り返ると西山らしく竹林も見えてます。
少し開けたところではソメイヨシノが。
近くの斜面にも桜が、こちらは山桜かな??
登ること10分ほどで勝持寺の門が見えてきました。
門前の桜も見頃でした。
門を潜ると受付があり、拝観料を志納。
正面の小さな門を潜り本堂(阿弥陀堂)に向かいます。
桜が綺麗です。
小さな門から覗くと右手が本堂の阿弥陀堂。
本堂前は桜の花びらがの絨毯が敷き詰められているようです。
阿弥陀堂
ここからはよく見えませんが右手に瑠璃光殿(宝物館)があり、
御本尊の薬師如来様を拝むことができます。
また醍醐天皇勅額で小野の道風筆も拝観できます。
ウィキによれば平安時代に創建の天台宗の古刹です。
また、明治の神仏分離までは大原野神社の別当寺でもあったそうです。
阿弥陀堂前の狛犬は椿の簪。
モミジの萌芽。
灯籠に落ちた桜の花びら。
桜です。
この桜は何でしょうね?
阿弥陀堂から一段下がったところの散り桜の様子。
花びらが川の流れのようです。
こちらが西行桜。
西行が植えた桜の三代目。
鐘楼の左手の桜が西行桜です。
この辺りに庵を結んだのだとか。
右の石は鏡石で西行が剃髪の時に鏡として使ったと言い伝えられてます。
左の池は瀬和井の泉で西行が剃髪した姿を映したとも。
さらに境内を進むと桜ヶ丘と言う名の枝垂れ桜の森に出ます。
以下の5枚はまさに見頃の枝垂れ桜です。
一部京都市街が見えます。
鐘楼のやはり一段下層にお庭があり、小川が流れています。
源流は滝となっています。
小川となる滝。この滝が冴野の沼の水源のようです。
冴野の沼は歌枕にもなっていますが、気が付きませんでした。
最後に鐘楼と西行桜に別れを告げ大原野神社に戻ります。
2024-4-9 勝持寺にて
ご訪問ありがとうございました。