【再アップ】⓸ 忘れられないひと | あなたの日々を感動で彩るヤスコロリのブログ

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福岡市在住 ヤスコロリ 人生は誰かからの借り物じゃない。自由で自分らしい「真実の自分」を取り戻して、最高の人生を送りたいあなたにお金や人間関係や心の怖れを超えて前に進む生き方、あり方を、毎日感動的に発信しています

「意識の拡大」ってさ





なんか





オセロみたくね?
 






















以前、エキサイトブログに
アップしていた記事の転載です



人名は変えてありますが
実際のヤスコロリの体験を
書いています


 
 前回のお話はコチラ

















 





 
 
 
 
 
お店は福岡市の中心天神なかでも
特にオシャレなエリアと云われていた
大名地区のはずれにある雑居ビルの中
 
 
 
 
 
当時流行っていたレゲエが流れる
綺麗なレストランバーにしました
 
 
 
 
 
お店の壁にはボブ・マーレイという
ミュージシャンの絵が
大きくペイントされていて
一角はDJブースになっていました
 
 
 
 
 
私は、夜遊びの先輩たちから学んだ鉄則
 
 
 
 
 
「初デートで知り合いの店には行くな」
 
 
 
 
 
を守り、以前一度だけ行ったことのある
雰囲気が良くてお財布に優しい
この店を選んだのでした
 
 
 
 
 
実際、以前付き合っていた女性を
(私を「サムライ」と呼ぶ)店長の
DJバーに初めて連れて行ったとき
 
 
 
 
 
酔った知り合いの常連が数名
私たちを見てニヤニヤしていることに
彼女が激怒して
 
 
 
 
 
そのあとはデートどころでは
なくなってしまった経験がありました
 
 
 
 
 
周りの「センパイたち」を
当時の私はずいぶん「オトナ」
と思っていたけど
 
 
 
 
 
実際は皆20代のやんちゃ盛りでした
 
 
 
 
 
 
「こっちの空気を察する」
なんてことを
彼らに期待する方が
間違っていたのでした
 
 
 
 
 
 
「わー。すてきなお店。さすがアラキ君」
 
 
 
 
 
慎重に選んだお店を
ユキちゃんが気に入ってくれたのを見て
緊張がほぐれました
 
 
 
 
 
「あのね」
 
 
 
 
 
飲み物が運ばれてくるまでの間に
ユキちゃんが話しはじめました
 
 
 
 
 
今朝ミツル君と電話で話したら
「今日は誰と飲みに行くの?」
と聞かれたこと
 
 
 
 
 
ミツル君がユキちゃんの行動を
詮索したのは初めてだってこと
 
 
 
 
 
「めっちゃくちゃドキーッてした」
 
 
 
 
 
ユキちゃんの
「めっちゃ」をすごく強調した言い方が
なんて可愛いんだ。
と思いながら
 
 
 
 
 
 
サーっと首筋あたりが寒くなりました
 
 
 
 
 
 
私は平静を装って
「そっかー。やばかったね」
と言って笑いました
 
 
 
 
 
ミツル君にバレてるかもしれない
 
 
 
ミツル君にバレてるかもしれない
 
 
 
ミツル君にバレてるかもしれない
 
 
 
 
 
 
なんて言い訳しよう
本来小心者の私の心が暴れだします
 
 
 
 
 
 
でもその一方では
ユキちゃんとの間に生まれた共犯関係と
 
 
 
 
 
彼女がそれを楽しんでいる風な
様子が嬉しくて
 
 
 
 
 
 
さらにテンションが上がっていっている
自分もいたのでした
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
 
私が憑りつかれたように
夜遊びに没頭していたあのころ
 
 
 
 
 
 
夜の街で会う人たちの間には
独特の連帯感のようなものが
あったように思います
 
 
 
 
 
 
トモダチのトモダチは皆トモダチで
一度トモダチになると男女関係なく
すぐ距離が近くなりました
 
 
 
 
 
 
周りがみんな家でテレビ観てるのに
アラキは遠くから毎晩出てきてるのが
エライよ
 
 
 
 
 
 
夜遊びしてるのが「エライ」と
あるセンパイから言われて
 
 
 
 
 
 
自分も「仲間」に
入れてもらえたような気がして
なんだか誇らしい気持ちに
なったりもしました
 
 
 
 
 
 
「アラキ君て知り合い多いよね」
 
 
 
 
 
 
地元に住んで実家ぐらしで
朝早い仕事をしてる
ユキちゃんにとっては
大名は「週末に買い物に来る所」でした
 
 
 
 
 
 
私が夜の街に「トモダチ」がいるのが
彼女からするとすごく特別なことに
見えていたのかも知れません
 
 
 
 
 
 
てっきりミツル君への愚痴やノロケが
会話の中心になると思っていた私は
 
 
 
 
 
 
ユキちゃんがミツルの「ミ」も
言わないのが意外でした
 
 
 
 
 
彼女の知らない
私が夜の街で会った人たちのエピソードを
興味深そうに聞いてくれました
 
 
 
 
 
私のこれまであったお酒を飲んでの
「失敗」を(やや盛って)話すと
顔を崩して笑いました
 
 
 
 
 
楽しい。ずっと話していられる
 
 
 
 
 
でも楽しい時はあっという間
ユキちゃんの明日を考えるとそろそろ…
という時間になってしまいました
 
 
 
 
 
 
ユキちゃんとは
前から気が合うと思っていたけど
 
 
 
 
 
 
困ったな
時間とともに名残惜しさが
大きくなってくるのを私は感じていました
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 
お店を出たところで
ユキちゃんのケータイが鳴りました
 
 
 
 
 
 
ユキちゃんの「あ。」という顔ですぐ
ミツル君からだとわかりました
 
 
 
 
 
 
ミツル君も「たまたま」
いつも集まる仲間たちと
大名に来ていて
 
 
 
 
 
 
今どこにいるの?
聞かれたユキちゃんはあたりを
キョロキョロして
あきらかに動揺していました
 
 
 
 
 
ここから私は説明不能な
みょうなことをします
 
 
 
 
 
 
ユキちゃんの手をとって
ミツル君たちがいると思われる
駅とは反対の方向に足早に歩き始めました
 
 
 
 
 
ミツル君にばれたくないのなら
ユキちゃんと口裏を合わせて
ここで別れればいいのです
 
 
 
 
 
 
それにユキちゃんは
ミツル君から逃げたいなんて思っていません
 
 
 
 
 
 
あの時なぜ私は
ユキちゃんの手を引いて
時間稼ぎのような
謎の行動をとったのか
 
 
 
 
 
 
そしてなぜユキちゃんは
私の奇行にすんなり従って
ついてきたのか
 
 
 
 
 
面白いことにそこの記憶だけが
スッポリと抜け落ちて
しまっているのです
 
 
 
 
 
 
つづく







 

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