昨日NHK教育テレビ１８：４５～「足のしびれ・腰痛」が
ありました。いつものことですが、老人の場合原因として
脊柱管狭窄症が圧倒的に多いという内容でした。
程度が激しくなれば（たとえば100メートルも歩けず、
一休みするとまた歩けるようになり、その繰り返し…）
手術もというはなしでした。
【腰痛、坐骨神経痛など、その原因が脊柱管狭窄症や
椎間板ヘルニアとかではありえない】
そう主張して、原因は筋肉にあるといういことで
トリガーポイントブロック注射を熱心にしておられる
整形外科医がいらっしゃいます。
石川県の加茂先生です。
↓
脊柱管狭窄症やヘルニアが腰痛の原因ではない
私も同意見なのですが、
［神経が圧迫されて、痛みやしびれは起こらない］
という考えには賛成できないところが私には
あります。いわゆる痛みは起こらないでしょうが…
心療内科・精神科医の私が吠えても…でしょうが、
所謂専門家ではないが故に気付くこともある、
そう思います。
今朝はかなり冷え込んだように感じて
家を出て職場近くの気温表示を見たら１０℃でした。
ある患者さんから「オレンジページの記事をみてやっていますが、
最近手足が温かいのに気付きました。」と嬉しい会話。
またある方からは、デルデル呼吸のコピーを知人に見せたら、
その奥さんが、便秘が良くなったと喜んでいるそうです。と
またまた嬉しい話。
その知人は脊柱管狭窄症で手術をしたけど、腰痛、坐骨神経痛
が良くならないので、今度デルデル呼吸を教えてもらいたいとのことです。
「喜んで」と返事しました。
最近経験した嬉しいケースです。
３０才台の女性。小さい頃から冷えや肩こりがひどく、中学時はカバンを肩にかけるだけで肩が腫れていた。
冷えもひどかった。・・・・・・３０才前には肩、腰から全身に痛みが広がった。歩いていて右股関節の痛みが
でて整形を何箇所か受診。股関節の形成不全と言われ、骨切り術を勧められたり…ネットで調べて
今年（H22)４月に遠方の整形まで行って、最新の治療、手術を受ける予定だった。そこで線維筋痛症の
可能性があるので、手術をすると悪化する危険性があるといわれ、やはりネットで調べて、あらき心療クリニック
を受診してくださいました。２２～２３才頃から整体、整骨院、ハリ、カイロなど色々な所に通ったそうです。
初めは少し薬を使いましたが、効果なく、デルデル呼吸だけでやってみたいということになり、４月は一時
仕事をやめて治療に専念しました。４月は計８回デルデル呼吸を指導しましたが、かなりの効果です。
５月になりまた仕事に出るようになり、すこし痛みが強いこともあるそうですが、
VASで９０～１００ぐらいだったのが、せいぜい５０ぐらいだそうです。パソコンに向かっているときでも
デルデル呼吸を意識できるようになってきており、かなり上達しています。手や足も温かくなっています。
間違いなくデルデル呼吸は線維筋痛症に（だけではなく、ひどい腰痛や肩こり、冷えなどにも）効く。
私自身勇気付けられる体験です。３ヶ月半年後にはもっと軽くなっていることを期待しています。
今週木曜日にある総合病院で呼吸法の講演をすることになっている。
その病院のスタッフで「お陰で冷え症がよくなりました」という人が出たのが
きっかけだが、便秘、肩こりや腰痛にも非常に効果的だという話になると
とくに腰痛の話になると、もし整形外科の医師が来ていたらどう反応してくれるか、
反発されるか、あるいは反応なしか…
息を吐いた瞬間に腰がスーッとする、この呼吸法を広めたいという想いは
揺るがない。
先日ハンマー投げの室伏広治さんが大会に出て３位に入っていましたが、新聞記事には腰痛持ちでこれまでギックリ腰を何度も経験しているとありました。あれだけ鍛えに鍛えた人がなる腰痛、ギックリ腰のことを考えると
原因となる筋肉は「鍛えようのない筋」ということは言うまでもないでしょう（と私は考えます）。
腰背部の一番奥（内側）にある腰方形筋しか考えようがありません。一般の人でも鍛えぬいたスポーツマンでも同じように腰痛やギックリ腰を起こすことはむしろ当然といえば当然です。その腰方形筋が、デルデル呼吸でほぐれるのです。プロゴルファーの今田竜司さん…プロ野球の高橋由伸（この字だったかな？）その他数多くの人の名前を新聞などで見る度に、「デルデル呼吸」を試してもらいたいなーと思うのです…誰か紹介してくれないかなー
