最近呼吸法に興味・関心を持ってこられる患者さんが増えてきました。それだけでも嬉しいことなのですが、付き添いで来られたご家族（母親が多いのですが）にも一緒にデルデル呼吸を体験していただくこともあります。ときには患者さんよりも、付き添いで来られたご家族の方がデルデル呼吸がよく出来て、後日「便秘が良くなりました」とか「肩こりがなくなったみたいです」などの報告をいただくことがあります。‘うつ’などで受診される患者さんが、おまけのように便秘などが良くなるだけでも大変な付加価値だと思っていますが、ご家族までとなると何と表現すれば良いのでしょうか。おまけのおまけ？
一般に、呼吸法には胸式呼吸と腹式呼吸の２種類があると言われています。そして腹式呼吸が体に良いとも
言われています。ところがどうもそれは間違いと言えそうです。デルデル呼吸（深腹式呼吸）に目覚めて以来、多くの人に呼吸法の説明、指導をしてきましたが、体に良いと言われている「腹式呼吸」を知らない人の多いことには驚かされます。ヨガ、気功その他で言われ続けているのに、です。その理由は、「腹式呼吸は呼吸ではない（単なる運動の一つ）」「腹式呼吸は体に良くない」からに他なりません。デルデル呼吸のコツ、感覚が分かった人は皆さん「こんな息の仕方、息の吐き方は初めて」と言います。そうして「力が抜けて楽になる」「眠たくなる」「手や足や背中が温かくなる」「お腹が（腸が）いい感じでグルグル動きだす」という体験をします。
ただ長年胸式呼吸（腹式呼吸も）をやってきているので、デルデル呼吸のコツ、感覚をすぐに忘れてしまうことが難点です。しばらくの間かなり注意を払って継続する必要があります。身に付いてくると、こんな簡単な呼吸、楽な呼吸法はないでしょう。動物が当たり前に行っているに違いないのですから。
今朝も（デルデル呼吸の）おかげさまで、快便でした。
昔は便秘で悩んでいたのですが、いまは色々他のことで悩んでいても
逆に便に励まされるような状態です。デルデル呼吸で快便に！
一人でも多くの方に体験していただきたいと思い続けて数年になります。
少しずつではありますが、人様のお役に立ててきている実感はありますが、
まだまだです。過敏性腸症候群にも効果的なんですが、なかなか理解して
もらえません。
デルデル呼吸は冷え症を劇的に改善させてくれます。腹部の圧迫が冷え症の最大の原因だとは誰も考えていないようです。動物が当たり前に行っている呼吸（デルデル呼吸）を知らないのでそれも仕方のないところですが、非常に残念なことです。線維筋痛症の人達にひどい冷え症のひとが多いことは当然といえばとうぜんですが、デルデル呼吸の効果は間違いなくあります。ただしっかりした効果を実感できるには一般の人よりも少し時間がかかるようです。なにしろ深部筋が強直しているのですから毛細血管レベルで強く圧迫されているようなものなのです。デルデル呼吸に慣れるにしたがって、深部筋が緩んでいきます。
現在、線維筋痛症の女性の方にデルデル呼吸を特訓しています。もう15回ぐらいになりますが、ひどい状態を100とすれば今は40ぐらいだそうです。
薬はやめており、デルデル呼吸の効果であるとご本人が認めておられます。長年整体、整骨院、マッサージ、（整形はもちろんですが）などいろいろ‘効きそう’なものをやって来られた方です。
近いうちにある遠方の地で股関節の手術を予定しておられたのですが、まだ年齢的にも若く、ためらいがあり今回は見送ることにしました。きっと手術をしなくて良かった、と思っていただけるようにと私も頑張っています。
デルデル呼吸がかなりよく出来るようになっています。私と同じレベルになるときっと、もっと軽くなるに違いないと楽しみにしています。デルデル呼吸でとくべつ料金はいただかないのはもちろんです。