6月3日のブログに書いた、腰痛・坐骨神経痛の方ですが、
今日も杖なしで来られました。
ところがデルデル呼吸のチェックをしたところ、あまりよく
出来ていませんでした。改めて3回目の指導を。
また大分上手く出来るようになったので、1~2ヵ月後が
楽しみです。
6月3日のブログに書いた、腰痛・坐骨神経痛の方ですが、
今日も杖なしで来られました。
ところがデルデル呼吸のチェックをしたところ、あまりよく
出来ていませんでした。改めて3回目の指導を。
また大分上手く出来るようになったので、1~2ヵ月後が
楽しみです。
腰痛の原因は椎間板ヘルニアとか脊柱管狭窄症、スベリ症など
ではなく筋肉に負荷が加わって固くなっていることだと確信しています。
整形外科医のごく一部の医師はそう考えているようですが、大半は
X-PやMRIなどで骨、関節しか考えないようですね。
昨日北九州の近くで、ある腰痛治療法の話と実演を見に
行って来ました。医師ではありません。
その方も筋肉の問題だと言い切っておられました。
10年以上に及ぶ腰痛を自力で克服して、独自の治療法を
確立し、普及活動を行っておられる方です。
固くなった筋肉をほぐす独特の方法で、私としては
一つの方法としてはあり得るなと、興味深く拝聴、拝見して
きました。デルデル呼吸でうまくいかなかった、かなり重症の
人で、その方法でやっと良くなったという方がいましたから
是非その方法とやらを、と思って行ってきたのです。
100%効くと言われると、少し退きますが…
デルデル呼吸が上手くできるようになると、かなりの
確率で効果が期待できると考えている私も
他人から見ると同じようなものなのでしょうが…
実績は、少ないといえば少ないのですが…
それ専門にならないと数はなかなか増えませんね。
パニック障害の人に限らず、息がしにくいといわれる患者さんが
多いのですが…
皆さん、呼吸についてあまり考えていないようで残念に思うことが
よくあります。
それに、呼吸と言うと、「鼻から吸って、口から吐くんですか?」
などと訊かれることも多いのですが…
私の考えでは、呼吸は自然にする、自然に出来るもので、
「酸素をしっかり吸って、二酸化炭素をしっかり吐く」とかいう
考え自体を捨てる必要があります。
犬や猫その他の動物の胸からお腹、腰背部の動きを
呼吸を感じながら見ていると、決して酸素を取り入れるために
呼吸をしているのではないことが分かります。
息を吐いて(抜いて)身体の内側の力(圧)を抜くことが
目的で、いつも息を吐いていることがわかります。
力(圧)が抜けると、血液やリンパ液の流れが良くなる、
すなわち生命体として、このような循環(リンパ液は循環とは
いえませんが)をできるだけ良くすることが最も重要なわけです。
いくら酸素を吸っても、血液などの流れが悪ければ話になりません。
腹部内臓の圧迫が緩むことも非常に重要ですが
全身の無駄な力が抜ける心地よさを一人でも多くの方に
味わっていただきたいと思っています。
こんなに楽に息がはけるのに。
楽に息が吐けるとこんなに楽になるのに…
昨日の患者さんです。
不眠を訴えてこられたのですが、右手に杖をついて腰痛
坐骨神経痛とのこと。長年整形その他にかかって最近では
もう諦めていると…
不眠についての診察を終えて、
腰痛・坐骨神経痛の話に。私の理論、方法(デルデル呼吸)を
説明すると、真剣な表情に。
付き添いで来られた人も腰痛持ちで、結局2人一緒に
デルデル呼吸を指導しました。
20分ほどして、まずまず良くできていたので、しばらく続けましょう
と言って終わって… すると
本人は杖を使わずに立って呆然と立ち尽くし…
「信じられない…狐につままれたみたい…」
短時間でこれですから、暫く続けてみましょうということに。
今後もっともっとよくなる可能性充分で、私も期待しています。
『健康』の放送時間は20:45~でした。
今週1週間の予定のようです。
脊柱管狭窄症で神経が圧迫されていると整形外科医
は言いますが、画像的に狭くなっているからと言って
持続的な圧迫は、おそらくそれほどではないだろうというのが
私の考えです。
脊椎外に出た神経が、ガチガチになった筋肉により(場合に
よっては硬い骨と筋との間で)圧迫されて、その程度が
軽ければシビレ、ひどくなればあるいは圧迫の持続が
ながくなれば麻痺になるのだろうと考えられます。
「坐骨神経痛」は痛という字が使われていますが、実態は
神経が断続的に圧迫されるシビレ(ビリビリ感~痛み)
でしょう。歩き続けられなくなるのは、歩くことで
筋肉(腰の深部筋)が持続的に収縮することにより
坐骨神経が持続的に圧迫されて軽い麻痺に近い状態
になると考えると理解できると思います。