便秘/原因不明の痛み(線維筋痛症など)/不安/不眠症...福岡県 あらき心療クリニック -30ページ目

便秘/原因不明の痛み(線維筋痛症など)/不安/不眠症...福岡県 あらき心療クリニック

楽に深く息を吐いて、腹部の圧迫を和らげ、体を伸ばす。



最近よく言われることに




「体温を上げれば免疫力が上がる」というものがあります。






一作日ですか、テレビでも取り上げられ、ある医師が解説していました。




お風呂に入り温める……温めればそのとき体温は上がるかもしれませんが。 




                当然でしょう。でもその時だけ、持ってもその後何時間?




    爪もみ    ……薬指の爪だけにツボ?そんなのあり得ない




 ○○体操     ……体操をすれば温かくはなるでしょう。でも爪もみと同じ…






その他よく言われることに、体を温める食べ物、冷やす食べ物




……






そんなことで良くなるのなら、誰でも実行するでしょうし、




冷え症の人は悩まずに済みます。




いろいろ努力しても良くならない冷え症の人、あるいは冷えに気付いていない人…






デルデル呼吸が上手く出来るようになった途端に




手や足が温かくなる、背中が温かくなる人が多いのは何故か?






力が抜ける、体の内側の圧迫が緩むと体の中の血液(リンパ液も)の




流れが良くなるのです。




とくに腹部の圧が低下して流れが良くなります。






末端の血行障害が冷えの原因というのは常識とされていますが、




末端の血管の状態、末端の血行が悪くなっているのは




末端そのものに原因があるのではなく




主に腹部が圧迫されていることにより、血液(リンパ液も)が心臓に




戻り難くなるために末端(末梢)の流れも悪くなっているとしか




考えようがありません。手の冷えの説明は少し異なりますが…






デルデル呼吸のコツが分かると、この仕組みが大抵は実感できます。





久しぶりのブログとなりましたが、デルデル呼吸の指導は毎日のように




行っています。平均2~3人でしょうか。






最近は「知人から聞いてきました」という方が増えてきています。




昨日も母・息子さん。






息子さんの坐骨神経痛が主な目的でしたが、お母さんもかなりの腰痛持ち。






30分ぐらいは行いましたが、息子さんが残念ながら、即効果、というわけには




いきませんでした。






ところがお母さん。ベッドに上がるときには「アイタタ…」と言って、ベッド上で仰向け




で寝ていても痛がっていたのですが…






途中から「手が温かくなった。背中が温かくなった」




さらに「腰が楽になった」ときて




終了後ベッドから降りて、「あらっ、何ともない!」




と嬉しそう。マッサージや整体整骨などでも「こんなにはなりません」






呼吸をかえるだけで、それも楽な呼吸ができるようになり、いろいろ




良くなります。






本業の心療内科の仕事が大分忙しくなってきたので、今後どうしようか、と




思案中です。



昨日(6月19日)高校の同窓会(還暦を祝う会)がありました。

40年振りに会った人も何人かいて、懐かしく、楽しいひと時

でした。

色々な話で盛り上がりましたが、やはりいちばん嬉しくなるのは

デルデル呼吸で便通が良くなった、ということを聞かされた時

だったような気がします。

腰痛も何人かはいましたが…





デルデル呼吸の原点は便秘解消ですが、最近も




著効といえそうな方がいます。




何十年も?便秘で、それでも最近は外出して何かあるときは




「トイレに行きたくなったら」と気になっていました。




便秘解消法としては、それこそありとあらゆる努力を




してきたそうですが…




デルデル呼吸を3回練習したところ、かなり上手くできるように




なり、たまに快便も。「いままでやってきた努力は何だったの?」




という感じらしいです。





とにかく呼吸法としては腹式呼吸が身体に良いと言われます。




腹式呼吸とは横隔膜を使った呼吸法で、息を吸う時に横隔膜を




収縮させ、吐く時にはお腹をへこませるように言われます。




腹式呼吸=横隔膜呼吸といわれるほどですが……






動物の呼吸を、お腹・腰周りの動きを観察してみてください。




動物は、息を吸っているのではなく、ただ吐いています。




吐いたらぱっと自然に息が吸えています。






人間もちょっと練習すれば、コツさえつかめば




動物と同じように息ができるようになります。




ただ吐けば良いということが分かります。




吐くためには、横隔膜は殆ど関係ないのです。