便秘/原因不明の痛み(線維筋痛症など)/不安/不眠症...福岡県 あらき心療クリニック -20ページ目

便秘/原因不明の痛み(線維筋痛症など)/不安/不眠症...福岡県 あらき心療クリニック

楽に深く息を吐いて、腹部の圧迫を和らげ、体を伸ばす。



最近受診された方です。




30代の女性。




数年前妊娠中から具合が悪くなり、




易疲労性、倦怠感、過呼吸、痛み…




肩こり・腰痛・冷え症などがひどい…






内科、整形外科その他色々、整骨院、整体、鍼灸…






3年ほど前に線維筋痛症と診断されていろいろ治療を。




それでもなかなか良くならず今も治療中。






呼吸が上手くできていないという自覚、実感がつよく、




ある人から紹介された、デルデル呼吸が気になっていて




少しでも楽になれば…  ということで受診されました。






確かに、どんな呼吸をしているのか、傍から見ていても




よくわからないような、本当に苦しそうな呼吸でした。






取り敢えず、横になっていただいて




両手をお腹の上に置いて…




『呼吸に伴う体の動き、感覚』に注意を向けて、出来るだけ




抑え目、控え目に…






5~10分でしょうか、普通の感覚で、ある程度楽に




息を吸って吐く ことが出来るようになりました。




こちらもホッとしたと思ったら






泣き出して…






思わず私も、もらい泣きでした。






「息が出来て楽になりました…」






今までいかに苦しい思いをして来られたか、




分かる気がしました。




さらにじっくり呼吸をしていただいて、デルデル呼吸も少し




練習して頂きました。 さらに楽な感じになったようでしたが




是非呼吸に気をつけてデルデル呼吸が継続的に出来るように




なって頂けたら、と念じています。






翌日お訊きしたところ、以前との違いがある程度実感できているようでした。






驚くべき変化、効果が出ると嬉しい






いつもそう思っています。






良い続報が出来ることを期待しています。







40代の男性で、肩・首の痛み、背中・腰の痛み、坐骨神経痛




身体のあちこちのピクピク感などがあったが、




かなり良くなった方です。






70~80kmのところを往復したが、




「デルデル呼吸をしていたら、何ともありませんでした」




こちらから訊いたのではなく




そういう話を聞くと嬉しくなります。





デルデル呼吸指導日記-27-脚のシビレが呼吸法で…






の80代の女性の続きです。






脚のいい感じが継続しているだけでなく




「毎日お通じがあるようになりました」






長く便秘で、それが体質だと思ってきていた(生きてきた?)




80代の人が、呼吸に気をつけるだけで




毎日出るようになって




「あまり息まずにでることも」と半ば驚いておられます。






でもまだ息を吐く時に力を使う感じだったので




あらためて自然に楽に息を吐く練習をしていただきました。




きっとさらにいい感じになると期待しています。






それほどしっかり上手く出来なくても




息を吐いて(吐きながら)息むことで便秘はかなり良くなります。






私より20年以上も長く生きてきた人に




呼吸法を教えるなんて、と複雑な気持ちになることがありますが、




長寿の秘訣を教えているわけではないので…






長生きという問題ではなく、




より快適に生きていられるお手伝いができることは




嬉しいですね。









先週一般向け健康雑誌




『j健康』(主婦の友インフォス情報社)からの取材を




受けました。






「腸を活性化して毒出し・・・」といった企画の中の




一つで紹介されることになりそうです。






呼吸法の簡単な紹介と




便秘解消としてだけではなく、




お腹の調子その他全身の?調子が良くなるメカニズムに




ついても触れられると思います。僅か2ページですが、




紹介していただけるだけでも有り難く思います。






6月号(4月末発売予定)の別冊です。




一人でも、少しでも良くなってくれる人が出るといいなと




いつも思っています。






一般に言われ続けて来た




腹式呼吸とは全く違う、




より健康に役立つ、楽な自然な呼吸法が




伝わるといいなと・・・





今日もちょっとビックリすることがありました。




やはり高齢(80前)の女性です。






パニック障害ということで数年来他院で




抗うつ薬を飲んでおられました。






2年ほど前腰椎の骨折をして以来




便秘がひどくなったとのこと。






便秘のためだけではなく、薬は減量しました。




しかし便秘は続いていたため、






2~3ヶ月前でしょうか、少し余裕が感じられたので




診察室で、息の吐き方をお示しして




「出来れば少し息を吐きながら、『うーん』とやってみてください」






と言ったことがありました。




実はそのことはすっかり忘れていたのですが、




今日




食欲や睡眠に続いて




「お通じは?」と訊くと






「先生のおっしゃるようにトイレでちょっと息を吐くようにしたら




随分出るようになりました」




そうして




「痔にもいいですね」と。






「若い頃からこのことを知っていたら…」 と






おっしゃいませんでした。






「これも ウンメイ」






ともおっしゃいませんでした。






まだまだこれからです。