30代の男性
パニック障害で来られた方です。
パニック障害は少量の薬で良くなって
それをキープしていますが、
かなり前から
腰痛、お尻から足元までビリビリ。恐らく
‘梨状筋症候群’と診断されるものです。
色々治療したが良くならず、半ば諦めていたとのこと。
便秘もあったので、診察室で
デルデル呼吸について説明して簡単に模範演技。
２週間後
「便通が良くなって、腰も軽くなりました」
さらに２週間後
「足までビリビリ来るのがなくなりました」
3ヵ月後
かなりいいけど、まだ左足のフクラハギが少ししびれる。
初めてデルデル呼吸を実地指導。
１ヵ月後
「左足のシビレも全くなくなりました。」
快便も続いているとのこと。
呼吸法が効いているとしか考えられない
とおっしゃっています。
70代の女性。不安の強くて受診。
便秘、肩凝りや腰痛もひどいということで
呼吸療法外来を利用して頂いていますが
早いうちから（4回目頃から） お通じは改善
デルデル呼吸がバッチリというわけではないので
その後も回数を重ねてきました。
10回目頃「下痢もなくなりました」
（もともと下痢もあったんですか？）
さらに「腰痛もなくなって美容院にも行けました」
昨日は
「足の静脈瘤が目立たなくなってきたみたいですけど」
そんな症状（？）をお持ちだとは知りませんでした。
静脈瘤が良くなる（目立たなくなる）ということは
充分有り得ることだと考えられます。
体の力・圧迫（とくに腹部中心に）が緩むために
血液の環流（戻り）が非常に良くなるのですから。
私自身も下腿（ふくらはぎ部）の静脈が浮いていた
のですが、最近はなくなりました。
もっともっといろいろなことに役立ちそうです。
すぐ腸炎になるという20代の女性。内科で
冷え、低体温が原因じゃないか。そして自律神経
ストレスが溜まってるんじゃないか
と言われ受診されました。
一般的にはこのように医師から言われることが
非常に多いようです。
確かに、人から頼まれたら嫌と断れず、言いたい事も
飲み込んで、頑張り過ぎる、緊張が強い、
といったタイプの人が多いようです。
この20代の女性もそのような方でした。
デルデル呼吸をということになり
その前に、仰向けに寝て今まで通りの呼吸をして
お腹の前面や横腹などの動きを確かめていると
すぐに
「手が温かくなりました」
「お腹の中が温かくなりました」
このパターンをよく経験します。
不思議といえば不思議ですが、
最近の私の感覚では、それも当然
といった感じです。身体感覚に目覚めると
色々な変化、効果が期待できるのです。
精神的ストレスを言う前に
体を思いやる、あるいは
体が受けているストレスを実感することが
第一歩
それをデルデル呼吸に気付いて以来
痛感しています。
