「出来るだけ薬を飲みたくない」
初診の時に、そう言われる方が結構多いようです。
もちろん血圧の薬やコレステロールの薬その他どんな薬でも
「出来るだけ少なく」という考えは当然でしょうが
心療内科・精神科の場合は違う意味合いがあります。
「職場で同僚や部下が心療内科にかかって薬を(大量?)
飲み出して、それまでとは違ってボーッとしたり、
顔つきが変わったり、手が震えたりトボトボ歩きになったり…」
「親が長くかかっていて家でゴロゴロしたりして
却ってひどくなって…」
「薬を飲み出して却って悪くなった」なら
薬を減らすか、やめるかすればいいと思うのですが、
医師から「病気が悪化している。続けなさい」と言われたから…
専門家に診てもらっているのだからと…
医師よりも普段周りにいる人の方がよく分かるものです。
不思議な気がしますが、私の知人の医師でも患者として
同じような目に遭った人がいるぐらいですから
一般の人であれば、無理もないことでしょうが…
残念なことです。
もちろん必要なものは必要なんですが。