《会派視察・島根県大田市》地域公共交通をどう守っていくのか | 《久喜市議会議員》新井 兼オフィシャルブログ Powered by Ameba

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こんにちは、新井けんです。

 

会派"久喜みらいの会"は、7月19日から7月21日まで、山陰地方へ行政視察に行ってきました。

先ずは7月19日に訪れた島根県大田市の「温泉津町井田地区における定額乗合タクシー(井田いきいきタクシー)」についてです。

 

 

井田地区は、今後10年間で人口が27.5%減予想の少子高齢化地域であり、地域や市民が主体となって地域課題解決や公共サービス提供を行う"持続可能なまちづくり"の実践の一つが、地域運営組織を立ち上げて運営する井田いきいきタクシーになります。

 

■ 変遷

・R2年4月1日〜【民間タクシー事業者】

実証実験を経て、一般乗合旅客自動車運送事業(区域運行)を開始

・R4年4月1日〜【井田いきいきタクシー運営協議会】

事業者廃業に伴い、補助を受けてセレナ1台(中古)を購入し、自家用有償旅客運送(区域運行)に移行

 

■ 運行区域

・自宅⇔井田地区内(自由)

・自宅⇔駅・バス停、商業施設、銀行、支所、道の駅、温泉街

 

■ 運賃・予約方法

・大人3,300円/月、小学生以下1,650円/月

 ※ 障害者手帳等を持っている方などは半額

 ※ 定期券のない方‥大人650円、小学生330円、小学生未満無料

・1時間前までに電話予約(代行予約)

 

 

現在は地域住民483名のうち25名(5.17%)が登録し、稼働日20日間/月(土日・年末年始を除く)で133回(利用者190人)利用されているとのこと。

 

運賃は高齢者にとって安くない金額のため、企業組員井田屋を設立し、軽作業の受託、手作りの工芸品や焼肉のタレなどの特産品販売で得られた利益を利用者の負担軽減、協議会の運営維持費の捻出に活用していくとのこと。

 

 

 

また遠くで暮らす親の運賃を負担する"ふるさと仕送りサブスク"も用意したが、現在は同じ井田地区で暮らす親子2名が利用しているとのこと(今後は温泉津ふるさと会関西支部にPRしていくようです)。

 

 

 

■ 新井けんプロフィール

ARAIKen

 

 

久喜市議会議員(3期)/久喜市出身 44

昭和53年生まれ。埼玉県立伊奈学園総合高校、法政大学法学部政治学科を卒業後、国立研究開発法人科学技術振興機構および越谷市役所の行政経験ITベンチャー企業での民間経験を経て、現在、久喜市議会議員3期目。「できない理由を考えるより、できる方法を考える」ことを信条に活動中。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

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