《再犯防止の社会を目指して》川越少年刑務所を視察しました! | 《久喜市議会議員》新井 兼オフィシャルブログ Powered by Ameba

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こんにちは、新井けんです。

7月12日(水)は、埼玉県川越市にある川越少年刑務所を近隣自治体の議員有志で視察を行いました。

 

川越少年刑務所は、法務省矯正局の東京矯正管区に属する刑務所で、全国7箇所の少年刑務所のひとつです。さいたま拘置支所と熊谷拘置支所の2ヶ所の支所も管轄します。

 

収容定員1,511名対して、現在は884人を収容し、このうち9名が少年受刑者となっています。。

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年  齢:少年受刑者、26歳未満の成人受刑者

 ※ 上記受刑者を36歳未満まで収容継続、また年齢にかかわらず性犯罪再犯防止指導受刑者等も収容

性  別:男性受刑者

犯罪傾向:進んでいない受刑者

刑  期:10年未満の刑期の者を対象としています。

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平均年齢は、26歳で、最多年齢は24歳17.6%、20歳未満は1.1%で、年齢に関係ない性犯罪再犯防止指導受刑者がいるために平均年齢も上がっています。

主な罪状は、①強姦・強制わいせつ22.9%、②詐欺20.2%、③強盗12.8%、④窃盗16.4%、⑤覚醒剤4.8%となっています。

(平成28年12月31日現在)

 

1日の生活は、朝6:40起床し、朝昼夜食を除き、午前と午後に矯正処遇と言われる作業、改善指導、教科指導を受け、21:00就寝の前にテレビやマンガなどを楽しむ余暇時間があります。お風呂は基本週2回となっています。

 

 

座学後、収容区域に移動しました。

収容区域と庁舎は明確に区分されており、狭い通路を2つの扉を片方ずつパスワードと静脈認証により通っていきます。

 

講堂に案内されました。

板張りでとても古い造りとなっていました。

慰問で訪れる方々のショーを年数回、受刑者が楽しめる場所となっています。

 

工場では、民間企業等から依頼のあった作業を行っていました。

ヘルメットの中のインナーキャップ製作、アーク溶接など。

扇風機は回っていても夏はとても暑い環境で、受刑者も教官も同じ環境の中で黙々と作業に集中していました。

その他に自営作業として食事を作る担当もいます。

 

居住区域として、雑居房と独居房が半々ぐらいあり、雑居房は6人部屋に5人ぐらいが生活を共にしていました。

棚にマンガ本が置いてあったりと若者を感じる要素も。

 

職業訓練として、CAD、理容、電気通信設備、自動車整備など、37種類の資格や修了証を得ることができるとのことにビックリしました。今後10月より玉掛け、クレーンをやっていくそうです。

受刑者の就労支援も様々に行われており、社会復帰に向けてハローワークや保護観察所との連携により就職につなげています。

 

 

国内犯罪の3割は、6割の再犯者と言われています。

そして再犯防止に向けた総合対策として、誰もが「居場所」と「出番」のある社会を実現し,刑務所出所者等の社会復帰を促進し,孤立化や社会不適応に起因する再犯を防止することは,安全・安心な社会の実現に繋がります。

 

平成28年12月14日に「再犯の防止等の推進に関する法律(平成28年法律第104号)」が公布,施行されました。

検挙人員に占める再犯者の割合である「再犯者率」が上昇しており,安全で安心して暮らせる社会を構築する上で,犯罪や非行の繰り返しを防ぐ「再犯防止」が大きな課題となっています。

同法第4条第2項に「地方公共団体の地域の状況に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する」とあることから自治体も対応を進めていかなければなりません。

 

 

 

 

■ 新井けんプロフィール

ARAIKen

 

 

久喜市議会議員 / 久喜市(旧鷲宮町)出身 37歳

昭和53年生まれ。埼玉県立伊奈学園総合高校、法政大学法学部政治学科を卒業後、国立研究開発法人科学技術振興機構および越谷市役所の行政経験、ITベンチャー企業の民間経験を経て、現在久喜市議会議員1期目。「できない理由を考えるより、できる方法を考える」ことを信条に活動中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

twitter @araiken 新井けん(久喜市議会議員)

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