2013年、今年も残すところあと僅かとなってきた今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。ラオスでは、1月1日は「国際新年」という扱いで、4月中旬の「ラオス新年」の盛り上がりに比べると格段に控えめ。大晦日は普段と何も変わらない平凡な日で、2日からは通常営業。ピンと来ないのも無理ない。とりあえず初詣に近所のお寺に行ってみよう。オレンジの坊さんたちからの「何しに来たの?」という視線が痛いこと必至で涙目。
 さて、今回はボーケーオ出張の番外編『よりみちボケオ。』のお話です。


 ボーケーオ県の魅力をたっぷりご紹介。


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 今回はこのミニバスでの長旅。      こんな山岳地帯を永遠と進みま

 揺れが少なくて快適。誰もリバース    す。道はくねくね、ガクガク、

 することなく旅ができました。        ぴょんぴょんで、レベル高し。

 

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 ラオスの道路標識。ボケオまで      ルアンパバーンから中継地のルア

 あと何キロなの???2日かけての   ンナムターまで8時間。そこから

 長旅です。                  さらに5時間でボケオ到着!


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 僕たちが宿泊した街の中心にある    ホテルのすぐ裏はメコン川。ここ

 ホテル。周りには、外国人向けの     にはタイへ出国するためのイミ

 ショップやレストランがずらり。       グレーションがあり、旅行客が

 バックパッカーのたち通り道です。     たくさん。

 

 お昼ご飯を食べに近くのおしゃれな小さなカフェ(カフェがある!)に入ったのですが、そこで奇妙な光景が。


 なんと注文した食べ物が、店の外から運ばれてくるではありませんか。そっか、別の場所で料理しているのか、道理でメニューがやたらと抱負なわけだ、そういえば店内には厨房なんて無いしなと納得。


 しかし、奇妙なのはそこから。


 街を歩いていると、同じようなメニューの看板を度々見かけるではありませんか。っていうか、まったく同じ。。。


 まさか。。。そうです。この界隈の大半の飲食店は一つの同じ厨房で作り、配達するという素晴らしきチームワーク、ネットワーク、スワイカン(助け合い)システムになっているのでした。


 しかもその厨房って、僕たちのホテル。。。みんな、がんばってます。


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 ホテルの向いには長~いなが~     おぉ、なかなか立派なお寺では

 い階段。迷いに迷った末に、上って    ありませんか。大変なのはあの

 みることに。                 階段を毎日行き来するお坊さん。

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 やしの木がいいアクセント。乾季でも

 雲がある北部ならではの空です。

 
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 ボケオの県庁所在地フアイサイの    市場で発見!巨大トウガラシ。

 市場。売り子のおばちゃんは、山     ラオスはどこまでトウガラシな

 から降りてきた少数民族。衣装が     んだ。。。辛いのかな。。。

 印象的。

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 ゲテモノシリーズ定番の虫ミックス。   蝙蝠。あまり食べるところは無さ

 やっぱりコウロギが一番美味しい    そうですけど。2匹で100円。

 んだそうな。どれも同じでないの?

 
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 ボーケーオのメコンに沈む夕日。     フアイサイのナイトマーケット?

 向こう岸はタイ。パクセーとは       屋台がちらほらあるだけ。客は

 一味違いますなぁ。             ほとんど無し。。。

 
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 帰り道に寄った、ルアンナムター     ラオスでは教員養成学校の学費 

 TTC(教員養成学校)。田舎にある    が免除のため、人気が高く、政府

 のですが生徒は約2000人も。       も地方に学校を建設しています。


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 帰り道に寄ったウドムサイの中華     電化製品から食料品まで、ありと

 系大型ショッピングモール。オープ     あらゆる中華製品がそろってま

 ンしたてです。                 す。アイス最中や加湿器まで。。。


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 ウドムサイにオープンしたシヌーク    ガーデンテラスでのランチは150円 

 ホテルのカフェ。パクセーよりおしゃ   から。お手頃価格なのですが、客

 れですが、ちょっと敷居が高いかも。   入りはイマイチ。外国人向け。



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 インテリアもおしゃれですねー。      ホテルに併設されているショップ。

 シヌークは欧米の客に人気の高い    ODOPで取り扱っている商品も

 カフェ。1号店はパクセー店。        多数おいてあります。

 
 北部ボーケーオへのちょっと寄り道の旅でした。

 クリスマスの雰囲気が未だにちらほら見られる今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。クリスマスが終わった今でも、街ではサンタの帽子をかぶった子どもを見かけたり、帽子だけサンタな大人も見かけたりすることもしばしば。ラオス人の発音が素敵すぎて「クリスマス」が「キスマーク」に聞こえて涙目。


 さて、今日は予告のみ。ついに見つけた「とってもでっかい、あれ。」です。


 そう!これ!

 
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 ピンポン球じゃないよ。白玉だんごでもない。

 これは、ま、まさかっ?!!

 

 鍵の掛けられた冷蔵庫で厳重に保管されているのは。。。


 こっ、このフォルム、この色艶、これはまさか!!

 
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 携帯電話と大きさ比較。で、でかい。。。

 重量およそ2㎏。Mサイズの卵25個相当。。。


 そうです!幻のダチョウの卵!!

 ついにゲットーーーーー!!


 発見場所:パクセー地方へルーラして、ラック8バスターミナル

        から西へ10歩。右を向いて「調べる」をしてみると、

        隠し店舗がある。その中の村人に「話す」をしてみ

        ると、宝箱を「ビアラオの鍵」で開けてくれる。

 必要条件:レベル7(ラオス語力7歳児程度)以上

        経験値150,000kip


 以前のダチョウの卵獲得ツアーは、門前払いで幕を閉じ、替わりガチョウの卵で妥協するという苦い思い出もありますが、今回は間違いなくダチョウの卵です!


 近日開催、

   『巨大ゆでたまご&どでか目玉焼き祭り!』

 

 乞うご期待!

 ラオスでも一般家庭にガラスを使った窓が急速に普及してきた今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。吹きさらしの解放窓では、乾季に砂埃が入ってきて大変。窓があれば、室内が汚れずに快適。しかし、開閉式では窓が多く、昼間は蒸し風呂のように暑くて涙目。


 さて、今回は前回のルアンナムター県に続く北部3県ワークショップ出張の第2弾『ルアンパバーンTTC主催ワークショップ・ボーケーオ県出張編』をご紹介。
 

 ボーケーオ県はルアンパバーン県の西北西に位置し、タイとミャンマーと国境を接するラオス北部の県。アジアを旅する欧米の旅行客がタイからラオスへ入る際によく通る観光地。少数民族の村々を訪れるトレッキングが観光のメイン。タイからの流通が多く、レストランやバーなどには欧米人向けのメニューが多くあります。

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            色つきの県は、ルアンパバーンTTCが今までに

           WSを行ってきた県。ポンサリーは次回。


 ボー・ケーオの名前の由来は、「ボーミー(ない)カム(金)・テー(しかし)・ミー(ある)ケーオ(宝石・サファイヤ)」だといいます。南部のアッタプー県には逆に「ボー・カム(サファイヤはないが、金がある)」という町があるそうな。


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 左から、ボーケーオ県教育局長、ルアンパバーン

 TTC副学長、そしてシニアボランティアの○さん。
 

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 友人の□さんは、整数×分数の指導    ボーケーオの先生方の熱心な

 方法を紹介。掲示物など準備がいい。   姿勢に、思わず力が入ります。

 
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 僕の授業は今回もストロー立体     ラオスの人たちは手先が器用。

 模型づくり。頭より手を使います。    折り鶴も綺麗に折れます。


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 シニアボランティア○さんのラオス     教育理論講義。「法律を作るのも    

 教師プチ学力検査。負の加法計算    お金を作るのも社会を作るのも

 がやはりとても苦手。。。          人間。人間を作るのは教育!」

 

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 今回のWSのリーダー・Mr.ホンカム     ラオス人の先生方による授業

 さんによる日本の研究授業紹介。     づくり。熱心に検討しあいます。

 日本人って、勤勉で多忙だなぁ。。。    この姿こそ、求めたいたものです。

 

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 指導案の事前検討会。教材の工夫

 がしっかりされていて、内容も充実。

 明日が楽しみ。

 

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 ボケオ中学校。山の上に建ってい   単体・化合物・混合物の分類の授業。

 て見晴らしはよいが登下校は大変。  さすが中学生。内容が難しい。。。

 

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 塩を水に溶かします。溶けてなく       元素記号を並べて、混合物

 なったら、塩と水は食塩水に。これ     の状態と、化合物の状態の

 は簡単。硫黄と鉄を混ぜると。。。     違いを確認。いい教材活用です。

 

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 小学校の部は私立学校。物凄く      5年生。心なしかみんな賢そう

 綺麗。この芝生とか。。。別世界      に見える。。。学習用具は全員

 です。ごみが落ちていない。。。      完備!コンパスも全員持ってる!

 
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 子どもたちと記念撮影。研究授業では

 たくさんの先生に囲まれて緊張しながらも

 がんばっていました。


 ボーケーオ県のワークショップで感じたことは、私立と公立の連携が教師の指導力向上に非常に有効であるということ


 この私立学校には、国公立の学校が目指すべき少し未来の教育の姿が見られました。簡単に言えば、モデル校になっている。外国の支援がなくても、ラオスには先導者がちゃんといる。


 「私立は、お金があるからできる。」ではなく、教育に対する教師と子どもたちと保護者、この三者の姿勢が全く違うのだと感じた。


 教師は、指導力の向上と知識の探求に貪欲である。だから、仕事を楽しんでできる。


 子どもは、学ぶことの大切さをよく理解し努力している。だから、努力の先の楽しさを知っている。


 保護者は、教育の力とその先に待つものを知っている。だから、教育のためなら全力でサポートしてくれる。


 それぞれが目指すべき利用の姿をしっかりイメージできていて、その実現のための努力を惜しまない。教育という形で、ビジョンを現実にしている。

 生活にある程度のゆとりがあるからできるというのも確かである。しかし、日本は昔から生活がどんなに苦しくても、子どもには教育を受けさせていた。それを当たり前としていた。

 

 いつかラオスがもう少し発展した時に、そのことに気が付いてくれたら、ラオスの教育はきっと生まれ変わる。


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 最後に全員で記念撮影。3日間、     ルアンパバーンTTCワークショップ

 一緒にがんばったみなさんです。     チーム。各々がそれぞれのプロ。

 

 また、いい勉強をさせてもらったボーケーオ県出張となりました。