日本の支援が強い途上国へ来ると、尊敬と好奇と嫉みが混ざりあった様な眼差しで見られることが多く、まるで自分が世界貴族のような感覚に陥ってしまう今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
凄いのは後光にある組織のバックグランドであって決して自分の力ではない。それを虎の衣にする人は大抵現地の人に溶け込めない。衣を脱いで初めて自分の人間性を認めてもらえる。その結果、虎とまではいかないけれど、アライグマ程度に扱われている現状に涙目。
さて今回は、昨年末の12月15日に行われた『世界遺産ワットプーバイシクル&マラソンレース』の記念すべき第1回開催のお話。
世界遺産の中を好きなだけ走り回れるという粋な企画。スポンサーは、「ラ・フォーリオ ロッジ」「チャンパサックグランドホテル」「ボーラウェンカフェ」「パクセーホテル」「インティラホテル」などなどのパクセー郡・チャンパサック県の名だたる企業。景品も超豪華。
祭り好きの僕が参加しないわけがない。と、いうことで友人と3人で「チーム・日本」即登録。
50㎞自転車レース部門と6㎞マラソン部門。そして、100mかけっこ部門(12歳以下)の3部門。僕たちはマラソン部門に参加。
スタート地点は世界遺産の入り口。 200人近くのランナーが参加。
記念撮影。ちょっと緊張気味? ビーサンや裸足の人も。。。強そう。
記念すべき第1回。ただ走るんじゃ面白くない。どうせなら無駄に日本をアピールしちゃおう。
と、いうことで日本から持ってきた浴衣を着ての参加。
スタート地点では、みなさん真面目なランニングスタイル。僕のようにふざけた格好の人は誰もおらず、本当に無駄に超目立ってしまった結果、スタート前から質問と写真撮影の猛攻撃。ちょっとしたヒーローになった気分。しかし、走る前から疲労困憊。
ワットプーのバライ(聖なる池)の なんとかゴール。後ろに見えるのが
周りを2周したらゴール。暑い。。。 ワットプーの山々「プーガオ」。
1位の賞品は、あの「Galaxy」!2位でも「i‐Pod」。
狙っていきます!
スタートと同時に全力ダッシュ。10分後に急激ペースダウン。このスタイル、小学生の頃から変わってない。。。
出張続きの運動不足が。。。年齢が。。。寝不足が。。。浴衣が。。。持病の根性欠乏症とビアラオ欠乏発作が。。。
そして、暑いわ。。。浴衣脱ぎたい。。。
結果、30位(推定・カウントすらされてなかった。。。)。しかも、ビーサンに負けた。。。
自転車部門団体優勝の『チーム・ 自転車60歳以上の部、唯一
サワンナケート』。かっこいい。 参加のスポンサー『Bolavencafe』
ユニフォームが本気すぎる。。。 オーナーのデイビッド』。
表彰式。とても嬉しいことが!なんと!われらがチーム・日本の仲間の一人が女性マラソン部門で2位に大差をつけてのダントツ優勝!!すごいぞ!!
彼女、このめっちゃ暑いラオス南部で、毎朝10km程走り続けているそうな。その根性、すごすぎる。。。爪の垢をもらっておこう。
女性マラソン部門優勝。彼女、僕より
速かった。。。
ワットプーをバックに表彰台に立つ姿がまたかっこいい。右手にはあの「Galaxy」。まぶしぃぜ。
レースの後のランチブッフェ。村の大人たちが、ラオスの伝統音楽を演奏してくれたり、子どもたちが踊りを披露してくれたりと、超豪華待遇にびっくり。さすがスポンサーが豪華なだけあるなぁ。
ラオス南部の様々な民族衣装を 豪華景品があたるくじ引き大会。
着ての踊り。とっても綺麗。 くじより景品の方が多かった。。。
豪華な昼食の後には、超豪華景品が当たるくじ引き大会。景品は高級ホテルの宿泊券やマッサージ券、レストランでの食事券など全部で12個。それに対してくじを購入したのは10人のみ。。。
あれ?もしかして全員当たる???
と、いうことで全員当確という有り得ないくじ引き大会。
なぜそうなったかという原因は、くじの高額さ。一口100,000kip(1200円相当)。外国人は気軽に出せますが、ラオス人にとってはくじに払うにはとても手が出せない金額。結果、購入者10人。
僕は、チャンパサックの高級ホテル『インティラホテル』の宿泊券が当選。シーズン・部屋を選ばないので600,000kip相当。ラッキー。
なんだかいい汗をかいて、嬉しいことがあって、充実した一日でした。第2回ワットプーマラソンには是非ご参加あれ。