音楽:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ / ステイディアム・アーケイディアム
若い頃無茶苦茶やっていたのが、
年齢を重ねるにしたがって
渋く味のある人に変化していくのはよくある話。
レッチリもまさにそんな感じのバンドだ。
いわゆるミクスチャー・ロックの先駆として
80年代から活動を続けている彼ら。
20年もの長きに渡り常にシーンの最前線に
立ち続けるのビッグ・バンドである。
日本でも大人気であり、洋楽リスナーでなくても
その名を聴いたことがない人はいないはず。
「好きな音楽はレッチリ」と言ってる人は
何となくおしゃれなイメージがある(笑)
そんな彼らの9作目のアルバムは2枚組。
全米チャート初登場1位を見事に獲得した。
意外なことに全米初登場1位は彼らにとって初めてとのこと。
日本でもオリコン初登場1位を獲得している。
近年のレッチリはメロディを聴かせるナンバーが多かったが、
今作はレッチリ本来の持ち味である
ファンキーな曲も多数聴くことができる。
2枚組にもかかわらず途中でダレることなくスラッと聴ける。
非常にバランスの良い作品である。
今年のフジロックにて来日するらしい。
日本でもレッチリ旋風が吹き荒れそうだ。
音楽:トゥール / 10,000デイズ
ひたすら重く、暗い世界に浸ってみたい・・・
そんな夜にはトゥールが聴きたくなる。
ジャンルで言えばプログレッシブ・メタルになるのだろうか。
しかしそのような範疇には収まりきらない凄まじさが彼らにはある。
他のアーティストの追随を許さない、圧倒的な世界観。
その音楽は非常に難解であり、一回聴いたくらいでは理解のしようがない。
しかし、何度も聴いているうちに、いつの間にやら
彼らの世界観に浸っている自分に気づくだろう。
前置きが長くなったが、彼らの5年振りのニューアルバムが届いた。
アメリカでは日本より先行して発売され、
ビルボードのアルバムチャートで見事初登場1位を獲得。
さすがアメリカ、病んでるね(笑)
トゥールはアメリカではすでに不動の地位を築いているが、
ここ日本での知名度はまだまだ。
確かに、日本で流行るような音楽ではないので当然か。
で、その中身はというと、前作よりさらに重みが増したようだ。
相変わらず一回聴いただけでは意味不明。だがそれが良い。
長い時間をかけてゆっくりと味わう、それでこそのトゥールである。
何とこのトゥール、今年のサマソニにやって来るらしい。
今年のサマソニはやたら豪華、というか俺好みのラインナップ。
夏フェスは未体験ですが、トゥール目当てにサマソニ初参戦の予定です。
音楽:フーバスタンク / 欲望
前作「ザ・リーズン」が世界的にヒットしたフーバスタンクの3rdアルバム。
原題は「THE MAN FOR HIMSELF」だが、国内版は何故か「欲望」。
指紋をモチーフにしたジャケットがクール。
ジャンルとしてはヘヴィ・ロックだが、
メロディを大事にするバンドで、耳なじみの良い曲が多数。
前作、前々作に比べると激しい曲は少なく、おとなしい印象を受ける。
このバンドの持ち味はメロディにあると思うのでそれもまた良し。
リード・シングル「イフ・アイ・ワー・ユー」は名バラード。
ヴォーカルも凄く良い声をしています。
洋楽ロック入門用としてもオススメしたい一枚。
今年サマソニにも来るらしいので、日本での人気も盛り上がりそう。
ドライブ:紀伊半島一周<エピローグ>
R2で姫路→岡山→福山を駆け抜ける。
雨の中、深夜をひた走るロードスター。
疲労と眠気がピークだったが気分は高揚。
夜が明ける前には広島に着きそうだ。
しかしそんなときにこそあるのが落とし穴。
尾道を過ぎ、三原には行ったあたりで異変が。
どうもガタガタする。随分と道が悪いな、と思っていたが
いつまで経っても収まる気配がない。
さすがにおかしいと思い、道路わきに止めると・・・。
左後輪がパンク!
最悪。
深夜3時に雨の中、JAFを待つ時間の長いこと。
生まれて初めてスペアタイヤを付けました。
失意の中、さすがにやってられずに
三原久井ICより高速を利用。
5時に広島着。切な過ぎる旅の終焉です。
結局その日は14時に目が覚めて、
早速タイヤを替えに行きました。
14,000円の出費は痛い。
パンクさえしなければ最高の旅でしたが、
怪我がなかったのは不幸中の幸いということか。
色々な意味で一生忘れられない旅となりました。
これに懲りずに夏休みもロードスターで旅をします。
次は富山・新潟あたりに行こうと思っています。
まだまだ行きたいところはたくさんあるぜ。
これからもよろしく、ロードスター!
ドライブ:紀伊半島一周<後編>
久々のロードスターでの車内泊、寝覚めは最悪。
もう少しリクライニングしてくれたら、と思わずにはいられません。
南紀白浜のみどころ一発目は「円月島」。
島の中央に円月形の海蝕洞がぽっかり開いている。
夕景が最高らしい。
温泉「白良湯」にて朝風呂。
白浜温泉、いい湯加減でした。
白良浜は朝から人がまばら。
曇り空で何とも映えませんが、
夏は海水浴で賑わうようです。
広い岩畳を思わせる大岩盤、「千畳敷」。
打ち寄せる荒波に浸食された壮大な景観です。
「千畳敷」の南海岸にそそり立つ断崖、「三段壁」。
ダイナミックな光景に自然の迫力を感じます。
南紀白浜をあとにし、海岸線を北上。
少し曇り空ですがもちろんオープンで。
本当は山中を行き「熊野本宮大社」や
「谷瀬の吊り橋」を見たかったが、
今回は見送り。次はぜひ行きたいと思います。
ちょうど正午に和歌山市へ突入。
紀三井寺は桜の名所として名高いらしい。
和歌山に来たとあっては
和歌山ラーメンを食べないわけにはいかない。
和歌山ラーメン発祥の店といわれる名店「井出商店」へ。
凄まじい行列です。
待つこと40分、ようやく店内へ。
見た目ごく普通のラーメンという感じ。
濃いめのしょうゆ味で俺好み。普通に美味い!
もちろん和歌山城も見てきました。
和歌山のシンボルですね。
旅も終盤に差し掛かり、高野山を目指してひた走る。
結構きついワインディングもロードスターならまた楽し。
高野山の入り口にそびえる「大門」。
ロードスターも萎縮して見えます。
高野山真言宗の総本山、「金剛峰寺」。
端整な味わいのある大建築です。
高野山の中心に位置する「根本大塔」。
まさに高野山の根本であり、見事。
高野山の素晴らしい建築物を見て、
紀伊半島一周の旅も終わり。
大阪を抜けるのを回避するため、
そのまま北上し奈良→京都へ。
京都に入ると雨が降ってきました。
亀岡よりR372で姫路まで抜けます。
R372はデカンショ街道とも言われ、
阪神大震災でR2が使えなかったときに
救援物資を送るルートとして大活躍した国道。
道幅は狭いが信号・交通量が少なく、R2よりも効率的。
広島~東京をしたみちで帰省の際、重宝する国道で、
個人的に思い入れがあります。
亀岡~姫路間を2時間程度で走破。
姫路に着いたのは23時。
旅の余韻に浸りながら、このままR2で広島まで突っ走る!
今回の旅は実に良かった。そう、あのときが来るまでは・・・。
エピローグへ続く。
ドライブ:紀伊半島一周<前編>
深夜3時くらいまで走って三重県津市へ。
「快活CLUB」なるマンガ喫茶で寝る。
このマンガ喫茶は最高です。
深夜6時間パック1,500円で特に安くはありませんが、
店内がとても綺麗。広島にもできないかなー。
朝9時より出発。
天気も上々でドライブ日和。
一日中フルオープンです。
第一のみどころ、「鬼ヶ城」。
三重県熊野市にあります。
名前通り鬼が住んでいそうな雰囲気を漂わせる断崖。
初っ端から紀伊半島、素晴らしいです。
「鬼ヶ城」のすぐ近くにある名勝、「獅子岩」。
その名のとおり獅子の形をした奇岩。
海に向かってライオンが吠えているかのよう。
「獅子岩」を背景にロードスター。
我ながらいい写真が撮れました。
「日本の渚百選」の一つ、「七里御浜」。
本州太平洋側もここまで来ると美しい海岸が見られます。
いよいよ和歌山県に入ります。
熊野三山の一つ、「熊野速玉大社」。
朱色の社殿が鮮やかです。
那智勝浦の海岸線沿いにロードスター。
かなり駆け足で来ていますがこのとき既に14時過ぎ。
紀伊半島は長い!
那智勝浦駅近くの「いこら亭」というお店でマグロ丼を堪能。
すでに14時を回っていましたがお店は大繁盛の様子。
マグロってこんな美味かったのか!
冷凍ではない生マグロは最高です。
少し来た道を戻って「熊野那智大社」へ。
熊野三山の一つです。
さすがはGW、たくさんの人で賑わっており、
駐車場を探すのに一苦労。
そして石階段を上るのが疲れた!
日本三大瀑布の一つ、那智の滝。
熊野那智大社近くから見ることができます。
水量が少ないのか、わりと普通な感じですね。
さらに南下していきます。
和歌山県串本町の「橋杭岩」。
あたかも橋の杭だけが立っているように見える奇岩。
その昔、弘法大師と天の邪鬼が賭をして、
一夜にして立てたという伝説も伝わっている。
これまた素晴らしい光景でした。
いよいよ紀伊半島最南端へ。
「潮岬」です。たどり着いたのは18時近く。
ギリギリ日が沈む前に間に合いました。
そのまま走って南紀白浜へ。
着いたのは20時。白浜観光は翌日に繰り越しです。
白浜の温泉街は夜遅くまで賑わっていました。
当たり前ですが観光客は関西人が多い様子。
「き楽」という店で「熊野路丼」を注文。
かなりの人気店のようで、夜遅くまで行列待ち。
海の幸、山の幸の載った丼に
とろろと玉子をかけてかき混ぜて食べる一品。
こいつはイケる!
一日中運転しっぱなしで疲れたので
この日は早めに22時に就寝。
白良浜を眺めながら久しぶりの車中泊です。
頑張ればロードスターでも寝られます(笑)
ドライブ:紀伊半島一周<プロローグ>
東北や九州、四国などロードスターで
大抵のところは行きましたが、
まだ行ったことのなかった県が和歌山。
このGWは東京→広島への帰りがけに
紀伊半島を一周すると決めていました。
広島→東京は奮発して高速を使ったので
東京→広島は極力高速を使わずにドライブ。
この日はR20、R19を使って元職場の愛知県春日井市へ。
朝8時に実家の東京都足立区を出発。
R20、最悪でした。
東京を抜けるまでほとんどの区間で渋滞。
昼間の一般道は走るものではありません。
結局甲府に着いたのは15時。
ここまでで7時間かかっています。
17時頃にようやくR19へ。
渋滞なく快適に走行。
春日井に21時に到着し元職場の人たちと会う約束だったので、
これなら何とか間に合いそうか、とおもっていたが・・・。
木曽あたりから断続渋滞!
GW恐るべし。仕方なく中津川から高速を利用。
ギリギリ21時に春日井に到着しました。
「小樽食堂」というところで元職場の人たちと食事。
春日井にもいい店ができたなー。
http://www.haikaraya.ne.jp/otarusyokudou/
翌日よりいよいよ紀伊半島です。





























