今回製作した密着自動連結器をまとめてみます。

 

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●T社EF81トワイライト用

 

 

機関車で密着自動連結器を装備しているのはあまり居ないかと思います。

この他にはEF66などでしょうか。

取付部をT社の機関車に使われているKDと同じ形状にしているので、他の機関車でも使えるでしょう。

 

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●K社24系用

 

 

 

 

24系オハネフや14系のオハフの”車掌室側”に取り付ける物になります。

反対側は取付部が異なるのでご注意下さい。

 

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●K社14系用

 

 

K社24系や14系の中間に取り付けられる物になります。

あまり必要性は感じませんが、「もし欲しい方がいれば」と思い頒布します。

私は使い勝手を考え、全て統一してしまいました。

 

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●K社12系用

 

 

 

K社12系に取り付けられる物です。

連結間隔が結構縮まりますので、もし実用としても緩いカーブ限定になります。

前後だけ使っても良いでしょう。

 

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●T社50系用

 

 

T社の50系用です。

12系同様、連結間隔がかなり縮まる上、元々ついている分厚いホロのままだと外しにくくなります。

(もちろん外れない訳ではありませんが)

 

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●TN互換

 

 

TNカプラーの連結器パーツを交換する事により、K社などと連結可能になります。

 

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以上、今回製作した物は6種類になります。

ここまで実用的な紹介までしていますが、あくまでダミー扱いです。

自己責任で使っていただければと思います。

今まで、自動連結器をダミーカプラーとして作ってきましたが、今回は密着自動連結器を作りました。

 

以前、製作に着手したものの「連結した状態で上下方向を動かなくする」連結器ですから、出力したものの連結できませんでした。(当たり前ですね)

 

 

今回は、上下にスライドさせてギリギリ連結できる設計にし、それでいて雰囲気は出来るだけ損なわないように…。と作ってみました。

 

 

黒で塗ってしまうと…まぁ目立ちません。

 

 

それでも、写真で言うと連結器左側は尖がっており、右側には固定する突起がありますので、なんとなくソレと分かります。

 

 

柄の形状を変え、TOMIXの50系用を作ってみました。

 

 

密着自動連結器を装備したEF81トワイライトと連結させてみますが、良い感じです。

 

 

自作の密着自動連結器同士です。問題なく走ってくれます。

 

 

KATOの純正品(左)と連結させました。

上下方向にスライドさせ、連結する瞬間はKATO側のナックルが少し開くようです。カチッと連結できます。

 

 

TNカプラー(左)との連結は不可でした。どうやっても連結できません。

 

この他、写真を撮り忘れましたが、KDとの連結は問題ありませんでした。

 

 

自宅にはTN装備の車両はいませんので、これでどの車両も自由に組み合わせられます。

 

以前もどこかで書いたかもしれませんが、Nゲージ撤退を決めた理由の一つに、「連結器が多種多様で編成を自由に組めない」という点がありました。

メーカーによって。どころか、メーカー内でも連結出来たり出来なかったり…。土台の形状も異なる為、交換も容易ではなく統一もできず…。

 

我が家の連結器は、ナックル型であれば全てが自由に連結できるよう統一していきたいと思います(笑

先日、夢空間オロネ25-901の水タンクを製作しましたが、今回はその他のオシ25-901と、オハフ25-901の水タンクを製作。

 

製品はカバー付きで製品化されていますが、これを精密化しようという試みです。

 

 

オハフ25-901

 

 

オシ25-901

 

水タンクだけつや消し黒で落ち着いていますね(笑

床下一式塗って、雰囲気を合わせたいですね。

 

 

また、カバーが再現されていない「オハネフ24の水タンク」も合わせて作りました。

手持ちの車両に取り付けてみたところ、オロハネなど一部の車種では床板の一部と干渉する為、少し削る必要がありそうです。

 

ただ、元々のスッキリしたタンクと比べると大きく雰囲気が変わる為、交換する価値がありそうです。


 

先日、例会にてオロネ25-901はカバーの無い流用品なので、これを「カバー付きに交換できれないか…?」という話しになりました。

 

※KATOから発売された夢空間、24系寝台に取り付けられている普通の水タンクを流用しているものと、カバー付きの新規で作られているものが混じっていて、食堂車とロビーカーはカバー付きになっています。オロネだけは流用品。

 

 

このカバーは、北斗星やトワイライトエクスプレスなど、北海道を走る車両には取り付けられているそうです。

例会で伺った話では、北海道では車体や床下に付着した雪塊が落ち、その弾みでバラストが飛んで水タンクを壊してしまう事があるそうなので、それを防ぐ目的とのこと。

 

 

これ、実はもう何年も前に頼まれていて、基本的なデータは作っていました。

 

自家出力するにあたり、サポート材をどう付けたら良いか…?

という点で悩んでいた事もあり表に出していなかったのですが、工夫すれば何とかなると思い作業を進めてみました。

 

出力してみると、思った以上に綺麗に出力できましたので、更に進めていきます。

 

 

 

サポート材を切り離して、天面の凸凹をヤスります。

 

 

タンクの内側はどうしても二次効果できない為、サポート材を切り離した後もう一度二次効果させます。

 

 

 

つや消し黒で塗装しました。

3D出力ならではの組み立て一切不要なのは便利ですが、カバーが邪魔で塗りづらいです…。

あっちこっち向きを変えて塗装しました。

 

 

既製品と同様に、押し込んで取り付けられるように調整しましたが、経年で緩くなる可能性もあるので、接着剤併用がオススメです。

タンクが落下して脱線して…は嫌ですので。

 

 

側面から見ると、カバーが目立っていい感じです。

正直、中央のタンクはよくわかりません(笑

 

 

裏返してじっくり見ると結構ゴツイ形状になりました。

これなら飛んできたバラストも弾いてくれるでしょう(笑

 

先日試作したEF81404に続き、EF81304用のスカートを作りました。

 

 

EF81404用(左)

EF81304用(右)

大きな違いは誘導員ステップの有無となります。

404号機はスカート外側に取り付けられており、304号機はスカート内側から飛び出してくる感じになります。

 

出力しました。

まずは薄刃の精密ニッパーでサポート材から製品部を切り出します。

 

 

手すり?保護?のコの字部分はφ0.4の真鍮線を。

エアホースはも既製品の物が入るよう孔開けします。

 

 

真鍮線を曲げて取り付けます。

前回同様、重連総括制御用のジャンパケーブルもφ0.4の真鍮線を利用しました。

 

 

真鍮線があるので、ミッチャクロンを塗布してからねずみ色を吹きました。

 

 

連結器は自家製ですが、ATS保護板とスノープロウ、エアホースは既製品をそのまま利用しています。

(エアホースのコックが一部干渉するので、短くしたりしています)

 

404号機と違いステップのマスキングが必要ない為、スムーズに完成。

 

 

 

完成した姿がこの写真になります。404号機同様、格好良くなりました。

重連総括制御用の装備がある賑やかな2エンド側です。

 

 

1エンド側はさっぱりしていますね。

こちらも今回製作したスカートですが、404号機とは誘導員ステップ部分の違いがあるだけです。