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places and things

~ my inspirations ~

団体で集うことが規制され、いろいろなことが、、、と言うより可能な限りの事が、リモート、オンラインになりましたよね。それぞれ会社や学校や、いろんな団体が、システムを変えたり、新しく作ったり、トレーニングやらそれに慣れるプロセスやらで、大変だと思います。

 

私もあと5ヶ月で卒業と言う時にクリニックは閉鎖、授業はオンラインに切り替わりました。

 

 

進級試験や卒業試験のように試験官がいて、時間制限のある、きっちりした系の試験は:

 

1)まずオンライミーティングアプリを開いて、ビデオをオン。カメラの向こうの試験官に顔を見せる。

 

2)もう一つのブラウザのタブで学校のアプリを開いて、

 

3)時間になるとテスト問題にアクセスできる様になるので試験開始。

 

 ← 試験中の光景。

 

動かずにじっとして試験を受けていたらだんだん寒くなってフリースのジャケットを着て、また更に寒くなったのでフッドも被ったので、最終的にこの状態になりました)

 

 

そして、試験官のモニターには

 

 

この顔と、そして、おそらく同じ様な表情があと20個以上並んでいる異様な画面のはず。

 

それを数時間監視し続ける新しい試験官スタイル。

 

 

10月頃にうける予定の資格試験は国と州レベルの試験なので、自宅からと言うわけにはいかないと思います。それまでにテストセンター開きますかねえ?ま、その時になってみないとね。1日1日変化に応じて生きていくしかないですね。なんにしても新しい普通が急激に増えていく未来になりますね。

東洋医学に関わっている人で、おそらく知らない人はいないであろう古典中の古典、

 

『黄帝内経』(こうていないけい)。

 

 

これが書かれたのが紀元前475年から200年の間、、、って、『この辺』って言う範囲が275年って歴史のスケールの大きさを感じるわ。

 

で、黄帝内経は他の古典と比べてどういう感じなのよって訳わかんなくなったので、歴史に疎いこの私が思わず年表描いちゃったから見て、、、。すっごいざっくりなやつ

 

 

 

前に書いた傷寒論神農本草経との関係もこんな感じね。中国の歴史とか、歴史全般知ってる人は『あ〜はいはい』ってなるんだろうけど、、、私はまずはこれぐらいざっくりな感じにして、知ってる古典とつなげているうちに、最近歴史に興味がじわじわ湧いてきています。

 

この、黄帝内経は、黄帝と言う皇帝が、先生の岐伯(きはく)と言う学者/大臣(?たぶん)に医学や健康について質問しているQ&A形式から始まってます。

 

黄帝の、「現代人はなぜ昔の人と比べて長生きしなくなったんですかね〜」みたいな質問に対する岐伯先生の答えは:

昔の人は自然と調和しながら何事にもバランスの取れた、規則正しい生活を送っていて、ストレッチ、マッサージ、呼吸法、瞑想を組み合わせたエクササイズをして、身体にも、精神にも無理のない生活をしていた。

最近の人々の生活は変わってしまった。酒をまるで水のように飲み、破壊的な行動に溺れ、精気を使い果たしてしまう。その場だけの楽しみやエキサイトメントを求め続け、自然のリズムや万物の法則を無視し、生活習慣や、睡眠、食生活も規制していない。

って感じ、、、。これってまるで現代病だよね!これが書かれたと言われている紀元前475年から200年頃は、あのでっかい埴輪の兵士たちのお墓でおなじみ、始皇帝の秦王朝の、それよりも前の戦国時代、、、。
 
権力争いとか、金と権力に物を言わせ、あらゆる欲に溺れた権力者とかありがち、、、。私たち人間は、こんなことをもう2000年以上も繰り返しつづけているんですね〜。そしてなかなか学んで無いよね!

いきなりですが、みなさん、

 

ご家庭にフォームローラー(ストレッチポール)お持ちですか?

 

フォームローラーの回しもんでは無いんですが、ホームフィットネス用品にはよくおすすめするアイテムです。

 

 

いろいろ種類はありますが、

 

 

👈 ご家庭用にはこの白いのがお手頃だと思いますが、硬めがお好みな方は

 

👈 こういう硬い発泡スチロールっぽいのもあります。

 

👈 このタイプはソフトでありながら長持ちします(お値段は高め)。

 

 

直径は約15cm、長さ約89cmがスタンダードな大きさです。

 

現代人の生活は、ほぼ前かがみ、背もまるく、肩も前向き、頭も前に傾きぎみ。座った姿勢でいることも長かったりで、全身の前部分の筋肉が縮んで固くなり、反対に後ろ側の筋肉は張って固くなりますよね。

 

首の後ろが痛くなったり、肩こりになったり、手根管症候群みたいに手が痺れたり(本当に手根管症候群かも知れないけどね)、、、そんな時、体の前部分の筋肉を伸ばすと効果的な場合が多くて、で!このフォームローラーを使うと実に簡単。

 

 

上に寝るだけ。

 

この時、後頭部と仙骨(尾てい骨の上の部分)がしっかりローラに乗るようにしてね。

 

👇ここ大事👇

 

ローラーの上に寝る際は絶対にローラーに手をつかないでね〜!!手をつくのは(足もだけど)必ず床!丸くて転がるから気をつけて!

 

そして、楽に床にしゃがめない場合は違う方法をこの後紹介しているのでそっちを試してね。

 

 

足は腰幅から肩幅ぐらいに広げてしっかり全身を安定させて、腕は楽にリラックスして横にだらっとたらすだけ。

 

これだけでも、もう結構胸とか肩のあたりにストレッチを感じると思います。

 

腰は反らないように、仙骨と、肋骨がローラーに着いていて、でも、自分の腰椎の自然なカーブはキープ

、、、無理にぎゅっとローラーに押し付けずに自然な背骨のかたちで。

 

 

自分の体全体がでろーんとローラーの上にしなだれるイメージでリラックスしてみて。

 

 

 

他にも使い方はいろいろあるけどとりあえず上に寝るだけに使うだけでも一家に一台の価値ありだと思います。

 

 

でも!

これはちょっと高すぎて(直径15cmは大きすぎて)ストレッチが強すぎる場合、

または、ローラーがグラグラして安定させるのが難しい場合は

 

 👈 この半分に切った形をお勧めします。高さが半分、そして、下は平らなので安定します。

 

 

、、、て言うよりー!

第一まず床にしゃがんでローラーに寝転がる体勢にいくまでが無理だよ〜!という場合は、

 

 こうやって、座った椅子の後ろにローラーをおいて、胸のストレッチをするか、

 

または、まずは、寝る前とかに、背骨の下に丸めたタオルをおいて、胸と肩を軽くストレッチしながらリラックスするところから試してみてもいいかと思います。(眠るときはタオルとってね。)

 

 

ストレッチでも、エクササイズでもまず安全で安心なことが一番大事です。なんでも無理なく、不自然な感覚もなく、痛みがなく、心地よい事を確認しながら行ってね。

 

 

 

卒業試験受かってました〜〜〜〜〜〜!!!

 

😭😭😭

🌸🌸🌸

 

 

今朝起きて、まずメールをチェック、、、まだ結果通知が来てない。

 

でもリーサンのクッキングチャンネルの新しい動画がアップされた通知はきていました。

 

 

 

今日はテールスープでした。まず何時間も水につけたり、下茹でしたり、煮込む前までの下準備が大変なんですね。でも出来上がりは美味しそうで、身体にもとっても良さそうです。リーさんが作るものはなんでも美味しそうなんだけどね。

 

 

 

 すると電話が、、、相手は昨日のクラスメイト。

 

 

この時間にこの人からの電話ってことは、テストの結果が出たってことしかないよねー😱

 

 

 

 

待って待って!!!今見るから待ってて〜!!ってクラスメイト待たせたまま、リーさんに失礼して一時停止してメールを開ける。

 

添付の通知を開ける!

 

そこには「パス」の文字がーー!!

 

あーーーーーもう、大きな安堵ですよ。

 

(あ、ちなみにクラスメイトもパスしたからね〜)

 

その後、落ち着いてゆっくりリーさんのテールスープちゃんと最後まで見ましたよ。この先テールスープを見たらきっとこの日を思い出すよ。

 

 

苦節5年、あきよ、卒業します。

次は資格試験に向けてがんばりまーす。

 

 

先週の金曜日、卒業試験があり、いま結果待ち中です。、、、、と言っても学期が終わるのは8月なのでそれまでに何度かチャンスがあります。でも、パスしたにしろ落ちたにしろ結果が早く知りたい!

 

まあ、今週中には通知が来ると思うんですが、なんか落ち着かないのでクラスメイトにメッセージをすると、、、

 

 

、、、、ってなんかモヤッとする返事が帰ってきたため、落ち着かない気持ちは治りませんでした。そんなこときいてないよ!!

 

どっちにしろ、卒業後には資格試験なので、勉強し続けるという生活には変わりません。

 

 

中医学界の伝説のスーパーヒーロー、「神農」(しんのう/shen nong)。

 

神話的人物(神?)の彼は、古代中国で、農業や、植物の効能などを人々に教育したと言われています。現在の中医学、漢方で使われている300種類以上の草木や物質とその用法、毒性などを分類したのも神農だと言われています。

 

古代神話的人物の神農の肖像画はたいてい鬼みたいで、ツノが生えています。

 

↓こんな風に

 

でもいつもなんか食べててかわいい。(ジャケットも葉っぱ)

 

神農はこうして、日々いろいろな物を食べて効能や毒性を調べ、毒にあたったときはその解毒剤が何であるかも知っていたそうです。、、、、でも結局、最後に毒にあたって亡くなったと言われています。

 

神農が生涯を捧げて分類したと言われる植物、動物、鉱物が本としてまとめられたものが『神農本草経』(神農が書いたんじゃなくて、神農の研究結果を誰かが本にしたものね)。

 

これが書かれたのが西暦200−250年と言われています。傷寒論と大体同じ頃ですね。

この神農本草に書かれている植物、物質の性質、特徴、効能、毒性などはいまもほとんど変わりなく教科書になっています。

 

歴史が生き続ける中医学、いちいち感動してます。卒業して少し時間ができたら古典をゆっくり読めるような、気持ちに余裕のある生活したいわ〜。

 

『風邪のひき始め』にはどんな時でも葛根湯じゃないんだよ〜って話をしたいのに、書いているうちにもう2回脱線してます。今日はちゃんと書きます。

 

一般に売られてる風邪薬だって、症状によって種類が違うじゃない?東洋医学だってそうですよ!ミラクルじゃないんだから。西洋医学がミラクルじゃないように、東洋医学だってミラクルじゃないよ。、、、でも、それって、東洋医学に関わってる人たちのせいでもあるんじゃないかな?『漢方でなんでもなおりますよ〜』とかいう雰囲気出しちゃってる人がいるんじゃないの?

 

なので、葛根湯も、何にでも効いちゃうミラクルではないのですよ。

 

前回のブログの傷寒論

 

 

張中景先生曰く

 

↑「 “太阳レベル” で、首筋と背中が張って、硬く、汗が出なくて、風を嫌がる(=寒気)場合は葛根湯だよ。」

 

この『太阳レベル』というのは寒冷が体に病を引き起こした時の一番「表面」のレベルで、風邪のひき始めの状態と同じです。

 

同じ風邪のひき始めでも症状は一種類ではないですよね。、、、ゾクゾク寒気がするとか、喉が痛いとか、咳が出る、出ない、透明のサラサラ鼻水だったり、色のついた濃度の高い鼻水だったり、鼻水は出ないけど鼻詰まりだったり、、、

 

なので〜!

寒気がして、汗をかかなくて、首筋から肩のあたりが張ったように痛い時は葛根湯だよ。です。なので、みなさん、体と症状にあった漢方薬を専門家と相談しながら選んでくださいね〜!!

、、、、あと、実際にはここに脈の種類も含まれるんですが、またそうなると話が長くなるのでまたの機会に、、、)

 

漢方にももちろん副作用もあれば、使い方を間違えれば症状が悪化することもあります。長く服用し続けないほうがいいものもあるので、しっかり選んでね。

 

 

YouTubeされてる漢方の先生達もかゆーいところに手の届くレクチャーをアップしています。先生方ありがとうございます!!

 

👉 漢方健康みっチャンネル:風邪を早く治す漢方薬の正しい選び方 ~風邪なら葛根湯ではありません!!~

 

 

👉 ノムタク漢方大学:『葛根湯』も飲み方を間違えると、体調を崩す! 

 

 

👉 タクヤ先生のYouTube東洋医学:葛根湯を正しく使ってあげてええええええええええええ!

 

 

え?葛根湯の話はどうしたの?って、、、まあ聞いてよ。

 

1800年前に書かれた医学書、『傷寒論』(しょうかんろん/shang han lun )。

 

1800年前ってすごくない?

 

 

この張仲景先生、生まれたのが西暦150年とからしい。昔すぎてもうどんだけ前なのかわかりません。

 

この本は古典ではあるんだけど、今でも教科書として使われているんですよ。そんなところが中医学を学んでいて、私がすごく面白いと感じるポイントです。で、この本に出てくる薬はほとんど今でも実際につかわれています。

 

そう!

葛根湯も!!!

 

 

 、、、って。

 

 

、、、て、私、中国語はわかりませんが、訳文の上に中国語が載っています。漢字は大体何となくわかるし、実際どういう風に書かれていたか解って面白い。ちなみに中国語ネイティブのクラスメイトがこのオリジナルの中国語のみバージョンを持っていたのですが、古すぎて全くわからない〜!って言ってました。まあそうでしょうねぇ。どこの国だって、現代人はそう簡単に古典読めないもんね。

 

この傷寒論とは、寒さ/冷たさによって起こる病気について書かれています。でその傷寒(英訳の「コールドダメージ」ってわかりやすくない?)が体の表面から進入し、完治されないと徐々に体の中に深く入って行くと言う理論で、病気の進行のレベルは:

 

太阳 (Tai Yang) 阳明 (Yang Ming)→ 少阳 (Shao Yin)→ 太阴 (Tai Yin)→ 少阴 (Shao Yin)→ 厥阴 (Jue Yin) (『阳』は陽、『阴』は陰のことです)

 

と6レベルに分かれていて、一番初めの太阳レベルはいわゆる風邪の初期の段階です。

 

なので、

 、、、これは

 

「太阳レベルで、首筋と背中が張って、硬く、汗が出なくて、風を嫌がる(=寒気)場合は葛根湯だよ。」ってことらしいです。

 

1800年前の人々の暮らしを考えてみて〜、、、家も、布団も、服も今の私たちみたいにぬくぬく出来なかっただろうし、寒い中長時間労働していた人もいただろうし、冬には風邪を引いて重症化する人たちも多かったんじゃないかと想像できますよね。そりゃあ本一冊それだけで書けちゃうよね。

 

1800年前の医療現場に思いを馳せて、うわー大変そう!!!って思います。今の私たちなんて甘々だな〜って。

 

葛根湯のルーツ、傷寒論の話でした。中医学の歴史シリーズずっと書きたかったのですっきりしました。

 

 

みなさんその後お元気ですか?

 

世の中はまた動き出していますね。私はまだ90%籠もっていますが、気をつけながらも社会復帰はそのうちしないといけないので、只今計画中です。

 

今、卒業試験と資格試験に向けて勉強中です。高校受験とか、大学受験と違って、今勉強していることがもっと実践的に全て将来につながっているので、大変ながらも楽しいです。

 

 

あきよ地方は6月に入ってもまだ朝夕は涼しいのでお灸も快適です。

(髪は自宅待機中に邪魔になってバリカンとハサミでセルフカットを続けているうちに世を捨て切れないお坊さん風になっています。)

 

 

私の場合、生薬と漢方薬を覚えるのが一番大変なんですが、もうこれは何度も繰り返しているうちに自然に身につくようにするしかない。いろんな方向から見て、表を作ったり、図や絵を描いたり、、、あとは自分とか、患者さんとか周りの人の症例と結び付けて覚えたり、、、。

 

生薬というのは漢方薬を構成する植物、ミネラル、又は動物由来の物質のことで、それぞれの生薬の性質や効能を理解していればそれで構成されている漢方薬の効能も大体わかるし、ある漢方薬に何かを足したり、また何かを引いたりすることも可能。

 

、、、ってそんな足したり引いたりことできるようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。

 

あー!葛根湯について書き始めたのに全然違う話でこんなに書いちゃったじゃん!

 

、、、、そんなわけでタイトルに『(プロローグ)』が付きました。

 

それではまた〜!

 

 

 


 

 

 

 

各国、各地、外出自粛要請で影響されてない人はもう世界中ほとんどいないでしょう。皆さんどうしていますか?

 

中医学の歴史のブログとかタラタラ書いていたんですが、何事も起こってないかのようにこの大変な疫病のことを書かないのも変なので、中国4千年の歴史はちょっと置いといて、、、

 

サンフランシスコ市はカリフォルニア州よりも数日早く緊急事態宣言を出し、カリフォルニア州の数日後に国が外出自粛要請を出したので、私は3月の2週目ぐらいからほぼ家で過ごしています。

 

皆さんご存知、日々長蛇の列、ダウンタウンのケーブルカー乗り場も

 

 

こんなんです。

 

私の仕事、エクササイズのクラスも、マッサージも、集合、密着なので今のところおやすみです。エクササイズのクラスはそろそろオンライン活動が始まりそうです。学校のクラスもオンラインですがクリニックの実地研修も必要なのですが、それは今のところ『グランドラウンド』という、症例検討セミナー的なオンライン授業になっています。

 

今生きている人たちの人生の中でこの規模の疫病を経験した人はほとんどいないですよねー。まだ実感がイマイチない人から大変な思いをしている人まで私たちの体験は幅広いと思いますが、私のできることは、発症して病院のベッド使うことにならないようにするのが唯一、世の中に貢献できることだと思っています。

 

おうちにいることができる方、今はこもりましょう!仕事を続けないといけない方、ありがとうございます!どうか皆様、安全で、健康でいられますように!!!