え?葛根湯の話はどうしたの?って、、、まあ聞いてよ。
1800年前に書かれた医学書、『傷寒論』(しょうかんろん/shang han lun )。
1800年前ってすごくない?
この張仲景先生、生まれたのが西暦150年とからしい。昔すぎてもうどんだけ前なのかわかりません。
この本は古典ではあるんだけど、今でも教科書として使われているんですよ。そんなところが中医学を学んでいて、私がすごく面白いと感じるポイントです。で、この本に出てくる薬はほとんど今でも実際につかわれています。
そう!
葛根湯も!!!
、、、て、私、中国語はわかりませんが、訳文の上に中国語が載っています。漢字は大体何となくわかるし、実際どういう風に書かれていたか解って面白い。ちなみに中国語ネイティブのクラスメイトがこのオリジナルの中国語のみバージョンを持っていたのですが、古すぎて全くわからない〜!って言ってました。まあそうでしょうねぇ。どこの国だって、現代人はそう簡単に古典読めないもんね。
この傷寒論とは、寒さ/冷たさによって起こる病気について書かれています。でその傷寒(英訳の「コールドダメージ」ってわかりやすくない?)が体の表面から進入し、完治されないと徐々に体の中に深く入って行くと言う理論で、病気の進行のレベルは:
太阳 (Tai Yang)→ 阳明 (Yang Ming)→ 少阳 (Shao Yin)→ 太阴 (Tai Yin)→ 少阴 (Shao Yin)→ 厥阴 (Jue Yin) (『阳』は陽、『阴』は陰のことです)
と6レベルに分かれていて、一番初めの太阳レベルはいわゆる風邪の初期の段階です。
なので、
「太阳レベルで、首筋と背中が張って、硬く、汗が出なくて、風を嫌がる(=寒気)場合は葛根湯だよ。」ってことらしいです。
1800年前の人々の暮らしを考えてみて〜、、、家も、布団も、服も今の私たちみたいにぬくぬく出来なかっただろうし、寒い中長時間労働していた人もいただろうし、冬には風邪を引いて重症化する人たちも多かったんじゃないかと想像できますよね。そりゃあ本一冊それだけで書けちゃうよね。
1800年前の医療現場に思いを馳せて、うわー大変そう!!!って思います。今の私たちなんて甘々だな〜って。
葛根湯のルーツ、傷寒論の話でした。中医学の歴史シリーズずっと書きたかったのですっきりしました。
