「Zeiss Ikon」
英米語ではザイス・イコン、ドイツ語ならツァイス・イコン。
とても強い響きを持っている。
なによりもその「イコン」という言葉は、ギリシャ正教のイコンにも通じる神々しさを秘めており、ちょっとやそっとの格式ではない、という幻想を抱かせる。
畏敬の念、とでもいうべきか・・・
とまぁ、仰々しいことを言うつもりもありませんが、最近、ツァイス・イコンのカメラが美しいなぁと思う訳です。
きっかけは柄にも無く、5年ほど前にコシナから発売された銀のZeiss Ikon。

巷ではこんなのCZのカメラじゃない、とか。
むぅ、さながらフォードが作るジャガーのようですな。
ごもっとも。
でも、この銀と黒の配置と配分。
そしてボディの形状。
非常にバランスいいと思います。
美しい。
で、これってなんかどこかでみたことあるんだよなーっと探してみると、これでしょ。

戦前に出したContax II。
おー、なるほどね。
これぞDNA。
コシナも相当CZから言われたんでしょう。
で、あまのじゃくな私は最近これが欲しい↓

135フィルムで24 x 24のスクエアフォーマットが撮れるTenax II。
これ、1938年に出たんだそうな。
当時は普及グレードだったらしいのですが、いまや台数少なく貴重な部類。
店でも強気な値段で並んでます。
しかしながらこのカメラもZeiss Ikonしてますね。
いいデザインです。
招き猫とかいう渾名がついてますが、そんなの失礼極まりない。
こういう設計が君たちにできるかね?
なーんて当時の連中がいいたげな、一歩間違えば独善的にもなりうるデザイン。
でもね、135フィルムでスクエア撮っても、120には勝てないんじゃないの?っていう思いがある訳です。
だからこそ今の世の中24x24なんて残ってない訳で。
んー、こういうのが一番困るのです。
私は。
