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Dans La Nuit Magnetique... マグネティックな夜に・・・

写真にまつわるエトセトラ。
もしくは50年前のカメラと古いレンズたちと、ちょっと旧い英吉利車とのマグネティックな夜。

そろそろ我がDaimlerが眠りに入ってから一年が経つ。
一時抹消登録をしてもとやかく言われない頃になったので、来週のWeekdayには横浜の陸運局へ行くとする。

ナンバープレートも返納するので外すことが必要なのだが、実際にはずしてみると意外に大きい。
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Diamlerに付いていたときは、あんなに小さく見えたのに。
金曜日から土曜日にかけてとても寒かったが、日曜日はとても穏やかな天気に恵まれた。
こういう時こそ我が家のトイプーをつれて海に繰り出すのである。
で、週末は久しぶりにライカのIIIfをひっぱりだし、FEDの50mmを付けて海辺を撮りまくったのだった。

海辺をはしゃぐ犬。
海からあがり、ほっと一息つくウインドサーファー。
流れ着いた小石たち。



というお決まりのネタばかりだが、詰めたフィルムがISO400のT-Maxしかなかったので、1/500とか1/1000とかの(このカメラにしては)超高速シャッタースピードで撮った。

で、早速現像してリールからフィルムを外していくにつれ、僕の顔は青ざめた。

おい、嘘だろ..........
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思いっきり素抜けのネガが出来上がってる。
しかも1/1000で撮ったと思われるコマだけが、だ。

もっとよって見ると、どうも端っこだけ感光してる。
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ライカのシャッターは横走り。
だから、先幕がまず走ってシャッタースピードに応じて後幕がそれを追いかける。
その間隔があまりにも狭かった = 後幕の走るタイミングが狂ったので、端っこだけしか写らなかったのでは?
つまり、シャタースピードの調整/オーバーホールが必要となっていると思われる。


なんとまぁ、伝家の宝刀ライカIIIfまでこの有様。

実はPentacon F,FMは売っぱらってしまったので、結局いま我が家には、健康な35mmフィルム用のカメラはゼロとなりました。

エキザクタとコンタフレックスが退院するのを待つしか内科、もとい、無いか....... orz
Contaxの専門店が戸山の方にあるというので、電車を乗り継ぎ乗り継ぎ行ってみた。

大江戸線はJR新宿駅から乗り換えるとちと不便である。
なんでいったん都庁前までいかにゃいかんのだ。
都知事詣せいってか?
時計回りに急ぎたきゃ、ハルクの裏までこの冷たい雨の中を歩けってか?


さて、気を取り直して若松河田駅でおりて、ちょっと歩くとその店はある。

その名も「極楽堂」。

店の風情はパッと見どこかのプラモデル店ぐらいの大きさ(失礼)。
しかし、ワカル人がショーウインドーをチラ見すれば、思わず二度見&ブッ飛ぶ品揃え。

ここ、Contax SやD、PentaconのF,FMはもちろん、FBまで平然と置いてある。
しかもその数たるや、ebayでの出品数での比ではない。
つまり、沢山。

極めつけはPentaconのE。
実物なんか、初めて見たぞ。


もちろん店内にはContax II,III,IIa,IIIaはもちろん、もっと新しいのもある。
こちらはちょっと当方のテリトリー外なので、もう一度ショーウインドーに釘付け。
ほぉ、M42のJena製レンズも沢山置いてあるじゃないですか。

いや、そりゃ当然だ。
あれだけJenaのボディーがありゃぁね。


そう、ここは「ある種」の人間にとっては花の咲き乱れる極楽浄土なのである。

......

10分ほど店内にいただろうか。
品揃えの、ある種神々しさに、だんだん息苦しさまで感じてきた。
そう、秘仏殿の中を開けて見てしまったような。

正気を取り戻して僕は外に出た。
そして、深く息を吸って、ゆっくり、はきだした。

二月の凍てついた雨が、まだ降っていた。




あの店の入り口は、言うなれば飛び越える勇気を試される、一本の川。
そう、三途の川だ。


渡らなければ、極楽にはたどり着けないのだ。
コンタフレックスが来た!

来たが、速攻病院送りになった orz........

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修理費用はだいたい3万円ぐらい。

箱がUSから届いたその夜、マニュアルとにらめっこしながら各部を確かめていた。
結構独創的な造りをしているので、分かりづらい。

巻き上げレバーがガタついてる。
レリーズするとちょっと泣く。
でもその他は大丈夫。

と安心して、ついついオールドカメラでは鬼門のセルフタイマーを回してしまった。
これが運の尽き。

1回目はちゃんとセルフタイマーのゼンマイが解けてゆき、指定のシャッタースピードでチャッとシャッターが下りた。

おー、大丈夫だ!!

2回目。
セルフタイマーをスタートさせる為に、レリーズボタンを押してみた。
が、半分まで押したあたりですべてが固まってしまった。


嫁いわく、「またポンコツかよ」。

いや、断じてこのカメラはポンコツではないっ!


しかし、もはやなにもかも押しても引いても動かない。
こういうときは焦らず、すぐに病院へ。

主治医に話したところ、やはりセルフタイマーとシャッター機構の清掃注油が基本的な治療法だろうとのこと。

ということで、このまえ修理(というか修復に近いけど)に出したIhageeのExakta VarexとContaflexの修理順序を逆にしてもらい、とにかくおかしなテンションがシャッター内の部品にかかりっぱなしにならないように配慮してもらった。



んー、やはりセルフタイマーは触っちゃいけないのね(涙

ということで、試写はずっと後になるのでありました。
このところツァイス・イコンづいていますが、一台、レンズシャッターのカメラを買ってみました。

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ContaflexのSuper B。

銀座のとあるお店で実物を見てから、そのコンパクトさとレンズシャッター音の小ささにちょっとヤラレまして・・・
なにせプラクティカはパコーンと盛大なミラーアップの音が響きますし、ペンタコンFはスローガバナーのウィーンという音がやけに耳につくのです。

そこで思い出した訳ですよ、ウチにあったスーパーイコンタを。
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スーパーイコンタはシャッター切るとパチンっていう小気味よい音がするのです。

んー、ライカとまでは言わないけれど、これぐらい小さな音のがほしいなぁ、ということでレンズシャッターで使えそうな一眼レフレックスはないかなと探せば、Contaflexに行き着く訳です。
日本ではかなりの値段がついているのですが、eBayでは逆に安めの価格設定。なぜでしょう。

そしてContaflexを買ったもう一つの理由は、これ↓
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Contaflexには交換式フィルムマガジンがあるです。
ハッセルブラッドのようにマガジンスライドがついていて、異なるフィルムを入れ替えることができます。
これ、ISO100と400のフィルムを使い分けするのが容易になるので、きっと役立ってくれるでしょう。

ということで、ちょっと期待しながら届くのを待っているところであります。

久しぶりに駐車場のパレットを上げてみた。

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近づいてみると・・・

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Oooops! 

ちりも積もればナントやらですが、ホントすごい積もり様。

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あとどのくらい寝かせることになるのか、実はまだ決めてません。
でも、今日久々ドライバーズシートに座ったら、動かしてたときの感覚がよみがえってきました。
構造は一昔前の造りですが、接触する部分はもっちりとしていて、さすがだなと。
あと、ラグジュアリーなサルーンなくせしてやけに低く座らせるところとか。

んー、さすがにこれを捨てるのは忍びない。

そういえば、XJ40って急速に中古車市場から姿を消し始めてますね。
最終モデルでも94年ごろのデリバリーが最後ですから、既に16年も前のクルマなわけです。
さすがにそんなのを拾い上げるのは、今時相当な物好きしかいないはず・・・。

Daimlerはいわんやをや、です。


まさに、絶滅種(笑
我が家にはローライフレックス2.8F(プラナー)がありますが、このところずっと出番なし。

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というのも、オリジナルのストラップがボディとの接続金具付近で切れてしまい、以来まともに首からぶる下げる方法がなくなってしまったから。

新品は模倣品で1万5千円ナリ。

じゃぁ、普通のリングをボディ側の金具にかませて吊ればいいじゃないか、という意見もありましょうが、ところがどっこいうまくゆきませぬ。
というのも、金具をまじまじと見てみると・・・

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・・・というように、カニ爪が噛んでいた金具へストラップ用の金具を入れこもうにも、隙間が空いてないので入りません。(そりゃぁ無理くり金具をペンチで曲げれば話は別ですが)

また、カニ爪を噛ませていた金具に運良くストラップ用の金具を無理矢理はめたとしても、固定
ができないためカメラがズリズリ動いてしまいます。

さらにはこのボディ側の金具はアッセンブル式になっていて、細くて小さなビス二本だけで止められてます。
このたった二本のビスでとまっているところにむやみな力を加えようものなら、いつ金具が外れてもおかしくない状態になります。


ということで、探しあてたのが、いままでのカニ爪をもとにストラップを新しいものにする方法。
大阪は南船場のAcruさんがやっておられます。

形は一種類ですが、長さをある程度自由に決められるのと、色が選べることがポイントです。
私は冬場にジャンパーを着込んでカメラをたすきがけすることを考え、長さは130cmに、色は葡萄色のケースに合わせてチョコレートをチョイス。
二月の半ばにできあがる予定なので、いまから楽しみです。

お値段は約6000円。
非常に魅力的な価格でしょう。

いままでずーーーっと手に入れようか迷っていましたが、使われずに眠っているローライを見るにつけ忍びなく思い続けていた次第。


で、春になったらローライで海を撮りにいくつもり。
「Zeiss Ikon」

英米語ではザイス・イコン、ドイツ語ならツァイス・イコン。
とても強い響きを持っている。

なによりもその「イコン」という言葉は、ギリシャ正教のイコンにも通じる神々しさを秘めており、ちょっとやそっとの格式ではない、という幻想を抱かせる。
畏敬の念、とでもいうべきか・・・

とまぁ、仰々しいことを言うつもりもありませんが、最近、ツァイス・イコンのカメラが美しいなぁと思う訳です。
きっかけは柄にも無く、5年ほど前にコシナから発売された銀のZeiss Ikon。

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巷ではこんなのCZのカメラじゃない、とか。
むぅ、さながらフォードが作るジャガーのようですな。
ごもっとも。

でも、この銀と黒の配置と配分。
そしてボディの形状。
非常にバランスいいと思います。
美しい。

で、これってなんかどこかでみたことあるんだよなーっと探してみると、これでしょ。
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戦前に出したContax II。

おー、なるほどね。
これぞDNA。
コシナも相当CZから言われたんでしょう。

で、あまのじゃくな私は最近これが欲しい↓

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135フィルムで24 x 24のスクエアフォーマットが撮れるTenax II。
これ、1938年に出たんだそうな。
当時は普及グレードだったらしいのですが、いまや台数少なく貴重な部類。
店でも強気な値段で並んでます。

しかしながらこのカメラもZeiss Ikonしてますね。
いいデザインです。
招き猫とかいう渾名がついてますが、そんなの失礼極まりない。
こういう設計が君たちにできるかね?
なーんて当時の連中がいいたげな、一歩間違えば独善的にもなりうるデザイン。

でもね、135フィルムでスクエア撮っても、120には勝てないんじゃないの?っていう思いがある訳です。
だからこそ今の世の中24x24なんて残ってない訳で。



んー、こういうのが一番困るのです。
私は。

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近頃一気に冷えたこともあり、思いっきり体調を崩しております。
のど風邪から鼻風邪に移り、その後運悪く急性副鼻腔炎を併発。
抗生物質を飲み飲み戦っておりますが、回復は遅々。

しかしながら、寒気の勢い衰えず、こう寒いと休日であっても全く外出する意欲も薄れ、写真を撮りに出かけようと言う気力も失せてきます。
ということで、このところ成果はほとんどなし。

そういや先日ExaktaのVarexが来ましたが、あっというまに病院送りにしました。
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治療部分は以下:
レンズをねじ込む台座が歪んでおり、微妙にレンズが左右に振れる。
-> 新しい台座を取り寄せて移植。

巻き上げレバーの戻り時、少々ひっかかる感触あり。また、フィルムカウンターの加算が時折粘る。
-> 洗浄および注油

シャター幕の張りが弱く、シャッター後幕がうまく閉じない。
-> これもシャッター機構を洗って注油/調整

レンズのピンとリングが固い
-> 分解清掃と注油

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(レンズは意外に奇麗でした)

仕上がりはおそらく3ヶ月後。
このところ商売繁盛してて、着手は1ヶ月後ぐらいになります、とのこと。
えぇ、待ちますとも。

機械の修理をしてくれる人を急がせたり値段を値切ったりするのはいけません。
古い機械を直してくれる人は、今の時代とても貴重な人材な訳です。
だから、そういう人たちがきちんと整備できる環境を維持できるように、我々カメラユーザーは修理してくれる人たちに「投資」をしてゆかねば、いつか機械式のカメラは誰も直せなくなってしまうでしょう。

これは私が古い欧州車を乗り継ぎ乗り継ぎ、いろいろな修理工場の人たちと話をしてきてたどり着いた結論です。

カメラとて、同じです。

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祝日の月曜日、観に行きました。

お三方の作品を観るにつけ、ホント真剣に写真やっておられる方々の印画紙からはちゃんといろいろなものが感じられるものなんだな、と。

いま自分が撮ってるものってなんなんだろうか。

これから自分が撮りたいものって、なんなんだろうか。

そう、代官山の坂をくだりながら思いました。



撮りたいもの。
それは「ひとの気持ちのうつろう瞬間」かな。

ひとの気持ちというのはゆらめきながら自分のうちに留まっているもので、ある所に溜まっているように見えても実は常にどこかに向かっていこうとする”手のひらの水銀”のようなもの。

そしてその濃度がもっとも高くなる瞬間は、ある事象を自分が感じ取り、それに向かってエモーションが傾き始めるとき。

私はそれがある方向に向かおうとする、まさにその瞬間をとらえたい、と思っています。


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