APS-3のバルブスプリング交換

 
    エックス(旧Twitter)ではつぶやいたAPS-3のトラブル。それはある日突然でした。おそらく原因はバルブスプリングのヘタり。コッキングの際、コンプレストレバーでシリンダー内の空気を圧縮するところで、空気が抜けるヘナ~って感触がありました。するとコッキング操作の3回に1回はヘナ~が発生。空気の圧縮がうまくできません。この症状が出るのはだいたいバルブパッキンかバルブスプリングのへたりによるものです。トメキチ君(オリジナル部品)を組んで開けやすいように工夫したシリンダーからピストンを取り出し、内部のバルブパッキンから先に点検してみました。こちらは特に異常なし。多少潰れていましたが、ヒビ割れやちぎれはありません。
    次にあやしいバルブスプリング。以前にもトラブルが何度か起きていて記事にしました。こちらはAPS-3を本格的にバラさないと点検できません。いつものようにAPS-3を上下に分解して、下側のフレームからコンプレスト部を外すとようやくバルブベースにたどり着きます。バルブレンチで外せばバルブスプリングとご対面。なんだかこちらも特に異常なさそう。ただ全長を測ると短くなっていることがあります。ですが残念ながらバルブスプリングの新品を切らしていて、全長の比較ができません。
    そこで、不具合はバルブスプリングだと見当を付けて交換することにしました。以前にホームセンターで見つけた模型用の押しバネを代用します。これは純正バルブスプリングよりも全長が長くて、無理やり押し込んで代用バネを入れるかたちになります。まぁネタですから、みなさんマネしてトラブルが起きても知りませんよ。あしからずご了承ください。
    これでしばらく様子をみて新品の純正バルブスプリングを手に入れるまでやりすごします。一応動きを確認するために何度かコッキングすると普通に撃てます。初速を測ると若干の変化はありました。要観察ではありますがこの応急処置で不具合は解消されたということで作業終了です。 あぁ、色々と純正部品を電話注文しなきゃ。ネットで部品注文できるKSCがうらやましい。


↑トラブルが発生したのは2017年に購入した初号機のAPS-3OR。
1年ぐらい使っていました。
グリップはフロンティア製を大幅に加工して塗装しています

↑左側は過去に交換してきた純正バルブスプリングたち。
当時は1個数十円。
どれもへたりでほんのわずか短くなります。
右側が今回代用した模型用の押しバネ。
こちらのほうが長くて、押し込んで装着しました。
これをマネて不具合が起きても責任とりませんので、良い子はマネしないように

↑代用品はホームセンターで見かける模型用のバネ。
2個入りで200円未満だったかな。
指で押した感じはこちらのほうが反発は強い。
純正のバルブスプリングとは形状も全長も、そして線径も違います。
おすすめはしません


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