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フルメタルジャケット

こんな時代だけれど、日本のモノづくりを再起動したい。

ほんの少し暑さが和らいてきた今日この頃です。

それにしても、年々暑さが増してきていますね。

 

この夏、水素社会の実現を目指すはしくれの私にとって、気になる話題がありました。

 

パリ五輪の公式車両にトヨタの「ミライ」、学者や技術者が撤回要求 - CNN.co.jp

 

一部の学者や技術者たちが、パリオリンピックにトヨタから提供されたミライに対して、水素の96%が化石燃料から作られているので、環境にやさしくない、撤回すべきだとクレームをつけた件です。

 

そんなことを言うくらいなら、サーフィン発電のフィジビリティ スタディ(Feasibility Study) をやってもらえると大変うれしく思います。

 

こんな、だいそれたプロジェクトの火付け役は、立場の無いバカしかできないので、私がやります。

 

でも、お墨付きは立派な肩書のある人じゃないと、マスコミや世間も相手にしてくれないので、よろしくお願いしたいです。

 
 
 

 

さて、本当は前回のブログで紹介したマジンガー aの”つなぎ”の部分を作るつもりでした。

 

でも、可動部と固定部を繋ぐフレキシブルなチューブの選定にてこずっていてちょっと足踏み状態です。

 

内径が30mmくらいで薄くて軽く曲がって、円形が潰れないのがよいのですが、なかなか良いのが見つかりません。

 

と言うことで、とりあえず、昨年の夏に一応の成果が出たスーパー電極の、マジンガー a組み込みバージョンを作ってみました。

 

一般に水の電気分解は効率が悪いと言われていますが、それを覆す研究です。

 

例によって、主な材料はダイソーで調達して、ダイソーに無ければコーナンに探しに行きました。

 

先ずは、電極のソケットの作成から始めます。

櫛を2本、3分割にして尻尾の部分はとりあえず、使いません。

 

去年、ダイソーで買った消しゴムの切れ端を、先月、コーナンで買った木の切れ端に接着します。

 

消しゴムの両脇に櫛を接着してソケットの出来上がりです。

木に付いている方が、上側のソケット、消しゴムだけの方が下側のソケットになります。

 

1mm厚のPPシートを切断して電極のベースとして、そこにアルミテープを切断して電極として貼り付けます。

 

仮組すると、こんな感じです。

実装時には天地が逆転します。

 

各ベースに、リード線を装着して絶縁対策を施しました。

 

これで、水素発生装置の完成です。

ソケットとベースの間はダイソーのグルーガンで接着しました。

 

中学の理科の実験で使用したH型官と比較すると、圧倒的な電極の密度の高さです。

 

これは、水酸化ナトリウムと違って、海水の電気分解の場合には、極に塩素が発生して海水に溶けて沈下するからできることですね。

(水酸化ナトリウム溶液を始め、陽極に酸素が発生する溶液で使用するのは厳禁です。)

 

これをマジンガー aに実装した際には、

水素をブレストファイアーの燃料に、

塩素をルフトハリケーンの原料に使います。

 

この電極は、きちんとした計算と、それなりの加工技術があればばまだまだ、稠密な電極配置が可能だとおもいます。

日本のモノづくりの得意分野です。

 

それをたくさん、海水槽に並べると化学反応炉よりも効率よく水素を生成できるようになるでしょう。

それが、”水素畑”です。

 

スーパー電極 | フルメタルジャケット (ameblo.jp)

 

 

ところで、海水は腐食性能も高いので、耐久性の面から見れば白金などを使った方が良いのかもしれません。

 

その一方で、絶えず取り換えることを前提としてこのような安い材料で構築するという考えも成り立ちます。

 

とにかく今は予算が無いので、白金電極はあきらめて、百均電極で進めます。

 

次回は、5月に明石で汲んできた瀬戸内海の海水を使って、水素生成の実験を行います。

 

 

【追伸】

瀬戸内海の海水を使った実験の第1回目は失敗に終わりました。

 

失敗の原因は、6枚の電極ベースのうちの3枚に陽極もしくは陰極にて、リード線とアルミ電極の間に接触不良が起きて、導通がありませんでした。

 

電極を制作した直後は、導通の確認をとっていましたが.....

アセアセ

 

陽極と陰極の両方ともうまく導通している電極ベースでは、予想通りの結果を得られました。

 

よって、リード線とアルミテープの接合部分の固定方法を強化した電極を考案して実験をやり直します。

 

その他の構造は同じで大丈夫だと思っています。

(8月13日 12:15)