スーパー電極 | フルメタルジャケット

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こんな時代だけれど、日本のモノづくりを再起動したい。

6月はバイトの休みが多いので、一番やりたい「サーフィン発電」の研究に当てる時間が増えて嬉しいです。

 

そこで、昨年に実験したスーパー電極について、少し科学的で分かりやすい資料を作りました。

 

最初に断っておきますが、スーパー電極の”スーパー”は、高性能という意味もありますが、スーパーマーケットや100円ショップで揃う材料で作る、極めて安い電極という意味です。

 

海で使うものだから、こつこつとメンテナンスをしながらも、傷んできたら簡単に替えられることが大切です。

 

スーパー電極の肝は

”エアーリフトポンプの原理を利用した高密度実装電極”

です。

 

電極の基本形はこちらでしたね。

 

 

これを、図面で描くとこんな感じになります。

 

 

 

この電極に実際に電流を流した時の動画がこちらでした、

 

 

 

これを複数枚並べて”高密度実装”するとこんな感じになります。

(まだまだ、高密度ではありませんが.....。)

 

 

こちらに、流れる電流を計測しながら行った実験が、こちらの動画でした。

(テロップに間違いがありますが、とりあえず気にしないのが私の性格です。)

 

 
これも、わかりやすく絵に描くと、こんな感じになります。
 
ここでの肝は、海水の電気分解は15V前後の電圧で行うのが、最も効率よく、電流がたくさん流れるほど、発生している水素の量が多いということです。
 
だから、同じ量の電力が供給されるのであれば、高密度に配置されたたくさんの電極を使って、より素早く水素の気泡を電極表面から剥離させることです。
 
海水を電気分解すると、極には水素が発生して、それが集まって気泡となって上昇します。
極は塩素が発生しますが、これは海水中に溶け込んで、重いので下に沈下します。
 
中学校の理科の実験では、水酸化ナトリウムの水溶液等を使うので、陽極に酸素を発生させますが、これは気体になって上昇して水素と混ざってしまうので、こんな構造の電極は使用できませんね。(絶対に実験してはダメですよ!!)

 

そして、より効率よく水素を収集するために利用するのが、エアリフトポンプの原理です。

 

エアーリフトポンプでは、水で満たされた小さな管の中に空気を送り込むことで、空気の浮力を使って、水を汲み上げます。

 

エアーリフトポンプについてはこちら方の動画がとても分かりやすいです。

 

 

エアーリフトポンプの原理をスーパー電極に応用するとこんな感じになります。

 

サーフィン発電では、波を抜いた場所に静水域ができるので、そこに電極をたくさん並べて、水素畑を創る構想です。

 

水素畑で水素”爆誕”の夢 | フルメタルジャケット (ameblo.jp)

 

まあ、こんな感じで、先ずはコンパクトなものを作ってゆきます。

 

バイト代と、副業の稼ぎと、年金を足して、生活費を除いた余りでできることを。

 

とりあえずは、愛車のルーミーに搭載できて、瀬戸内海の波で稼働するプラントを作って、集めた水素でコーヒーを沸かすことが目標です。

 

いろいろツッコミどころは満載でしょうが、マウントを取りに来ないでネ。

 

相手は、ただのしがないアルバイトのおじいさんですから。

 

一方で、面白そうだから一緒に、やってみようという方は連絡ください。