Surf Stream Power Generation (SSPG)サーフィン発電 | フルメタルジャケット

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こんな時代だけれど、日本のモノづくりを再起動したい。

宮崎から帰った後の4日間のアルバイトも無事に乗り切りました。

 

明日とあさっては、ゆっくり休養を取ります。

 

暑かった大阪にも、ようやく秋の風が吹いてきそうです。

 

行く夏を惜しむ気はないのですが、店頭から消えそうな冷やし中華は名残惜しいです。

 

今夜のメインディッシュになりました。

 

 

このブログでたびたび登場するこの絵。

 

 

この絵にはSSPGの大まかな構成と原理が描かれています。

 

画風が少しレトロなのは、レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプターの絵に対するオマージュが含まれているからです。

 

しかし、もっと大きな範囲、即ち”波"のエネルギーの発生源から手元に至るまでの全体のプロセスは含まれていません。

 

そこで、ちょっと範囲を拡大して考えてみましょう。

 

エネルギーの起源は太陽。

 

光として膨大なエネルギーが絶えず地球に降り注いでいます。

 

 

回転する地球 、緯度の違いなどにより、場所によって受け取るエネルギーの量が異なります。

 

それに海面や地面の比熱の違いなども加わり、空気が動き風が生まれ海面に波が立ちます。

 

海波のもつエネルギーは大きなスケールで観ると、海面上の二次元の世界に収まります。

 

つまり、風の三次元から凝縮されています。

 

 

そして、凄いと思うのは、波 ( wave )がうねり( swell ) に整えられることです。

 

このメカニズムについては、基本的な部分は解明されていますが、すべての詳細が「完全に」解明されているわけではなく、現在も活発な研究が続けられている分野です。

 

うねりは、長い旅をする間にどんどん収斂され、穏やかな表情になります。

 

 

しかし、それは決してエネルギーを失ったわけではありません。

 

条件さえ整えば、世界的に有名なハワイのビッグウェーブのように、穏やかな海に局所的に高さ10mを超えるサーフィン・ウェーブを発生させます。

 

 

遥か数千キロの海上を、穏やかなうねりが、巨大なエネルギーを運んでいます。

 

この物語は、以前のブログにGeminiとGrokの競演の形で掲載しましたね。

 

 

ここで、最初の絵に戻ります。

 

 

 

SSPGは”うねり”という収斂された巨大なエネルギーを、海に突き出した集波板( ウェーブ・スクランダー )でうまく受け取るだけの、単純なしくみに過ぎないのです。

 

その収斂された巨大なエネルギーは自然が用意してくれたもの。

 

即ち、太古の昔から地球上に存在する、天からの授かりものとも言えます。

 

ここで、先日の宮崎で撮影した動画をもう一度ご覧ください。

 

 

沖合で、海の色が緑っぽいのが、紺色に変わっているのがはっきりとわかります。

 

おそらく、その部分から海底が急に深くなっているのでしょう。

 

その位置まで、ウェーブ・スクランダーを伸ばして行くことができたなら、うねりが運んできた巨大なエネルギーをたっぷり受け取れるでしょう。

 

もちろん、その手前の領域でも、深さに応じて、その地点までたどり着いたエネルギーに出会えるでしょう。

 

バーチャルにせよ、リアルにせよ、目標の地点まで手が届くようにこつこつと開発を続けてゆこうと思います。

 

これまで、晴れた日の観察ではこの海の色の変化が判りませんでした。

 

撮影したときは、天気が良くないことに落胆していました。

 

しかし、この天候は海底の様子が判るように、神様が用意してくれた光の演出だったのかも知れません。

 

いつも、謙虚な気持ちで自然と向き合い、観察力を養うことの大切さを改めて感じました。